さいとう・たかを賞:「ゴルゴ13」50周年記念の賞創設 シナリオと作画の分業作品が対象

さいとう・たかをさん
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 さいとう・たかをさんの人気マンガ「ゴルゴ13」の連載開始50周年を記念して、シナリオと作画の分業体制で制作された作品を表彰するマンガ賞「さいとう・たかを賞」が創設されることが10日、明らかになった。さいとうさんがこれまで本格ストーリーマンガを制作するうえで採用してきた、分業によるマンガ制作システムに光を当てることが目的という。

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 同賞はさいとう・たかを劇画文化財団が創設した賞。応募期間は6月1日~8月31日で、応募方法は担当編集者の自薦。選考対象となるのは、2014年9月1日から17年8月31日までにコミックス1巻が発売された、シナリオと作画が分業で制作された成人男女を読者対象とした作品。受賞作品のシナリオライター、作画家、担当編集者には正賞としてさいとうさんデザインの「ゴルゴ13」像、シナリオライターと作画家に副賞としてそれぞれ賞金50万円が贈られる。

 同財団内での一次選考を経て、さいとうさん、やまさき十三さん、池上遼一さん、佐藤優さん、相賀昌宏さんが最終選考を実施。受賞作は18年1月に発表される。 

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