お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平さんが、7月スタートのTBSの連続ドラマ「わにとかげぎす」で主演を務めることが22日、分かった。今回が連ドラ初主演となる有田さんは「考えるよりも前に『やります!!』と返事をしてました」とオファーに即答したといい、「なぜ僕が主演なんだろう?とは思ったのですが、悩んでる間に相手の気が変わるかもしれないんで、『やりますよ』って言ってしまったのかな」と笑顔で明かし、「初々しい僕を見てください!」とアピールしている。
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ドラマは、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」「ヒメアノ~ル」で知られる古谷実さんのマンガが原作。今回が古谷実作品の初の連ドラ化で、有田さんは中年、独身、童貞でずっと日の当たらぬ生活を送り、人生を眠り倒してきた38歳のショボクレ警備員・富岡ゆうじを演じる。そんな富岡に一目ぼれしてしまう小説家志望の美女・羽田梓役で本田翼さんも出演。本田さんは原作にあるきわどいシーンにも体当たりで挑戦し、新境地を開拓しているといい、有田さんを“床ドン”(?)している場面写真も公開された。
物語は、主人公が“没な人生”にお別れするため「友達作り」に奮起するも、次から次へとアクシデントが起き、人生が思わぬ方に……という展開で、演出は「カルテット」(同局系)の坪井敏雄さんが手掛ける。有田さんは「原作は人間の深い部分をついていて、恋愛も含めシリアスな人間ドラマ。笑える部分もたくさんありますけど、作品の重みはハンパなくて“この作品をやるんだ”という責任を感じますね」と語り、「そのせいなのか、撮影翌日は体のあちこちが痛いんですよね。朝起きていろんなとこが痛い。体は痛いですけど、撮影は楽しいですよ。やりがいのある、いい現場にめぐり合わせていただききました」と話している。
一方、有田さんとの共演を「とても楽しみです」と心待ちにしているヒロイン役の本田さんは、ドラマについて「孤独におびえ、自分の人生を変えたいと葛藤しながら生きる有田さん(演じる富岡というキャラ)にどこか共感してしまい、応援したくなる、そんな作品だと思います」とコメント。さらに「私が演じる羽田という役は独特で、感覚がつかみづらい性格。役作りが難しいですが、ちょっと変な違和感と孤独の中にいる富岡さんを背後から引っ張り出す力強さを出せたらいいなと思います」と意気込んでいる。
ドラマには賀来賢人さん、吉村界人さん、淵上泰史さん、村上淳さん、光石研さんも出演。7月からTBSの水曜深夜の連続ドラマ枠「テッペン!水ドラ!!」(午後11時56分~)で放送される。
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