宮沢賢治の食卓:御法川修監督らが岩手県のアンテナショップでトークイベント「撮影見ていて泣けた」

ドラマ「宮沢賢治の食卓」トークショーに登場した御法川修監督と武田吉孝プロデューサー
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ドラマ「宮沢賢治の食卓」トークショーに登場した御法川修監督と武田吉孝プロデューサー

 俳優の鈴木亮平さん主演のWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」の御法川修監督らによるトークイベントが24日、宮沢賢治の故郷、岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」(東京都中央区)で行われた。

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 ドラマは、少年画報社の「思い出食堂」に掲載された魚乃目三太さんのマンガ「宮沢賢治の食卓」が原作。若かりしころの天真らんまんな宮沢賢治が主人公で、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描いた感動物語となる。

 イベントで、御法川監督は生涯独身で恋愛経験がなかったという説もある宮沢賢治について、「(詩集『春と修羅』を読んだときに)こんなに美しい恋の詩を書いた人が、女性と恋愛をしたことがないはずがないと。宮沢賢治の人を愛する姿を描きたかった」と語った。撮影現場では「主演の鈴木亮平さんの演技は見ていると神々しいとすら感じる」と絶賛。トークイベントに同席した武田吉孝プロデューサーは「この仕事をして長いですが、撮影現場で見ていて泣けることってあまりない」と言い、台本を読んだすべてのキャストが「ベタな展開なのに、なんでこんなに泣けるんだ」と感想をもらしたことを明かした。

 さらに、イベントではドラマの放送を記念した、岩手県とのコラボレーション企画も発表された。賢治の故郷・盛岡で行列ができるほど人気の「福田パン」とコラボした期間限定メニューが発売されたり、一関の創作料理店「かぶらや」がドラマに登場するコロッケを中心にした新メニューを展開したりと、さまざまな企画でドラマを盛り上げる。

 ドラマは、6月17日から毎週土曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全5話で、第1話は無料放送。

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