窪田正孝:「僕たちがやりました」実写化で連ドラ主演 「幸せになる役は、僕は似合わない」 

7月から放送される連ドラ「僕たちがやりました」のキャスト=関西テレビ提供
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7月から放送される連ドラ「僕たちがやりました」のキャスト=関西テレビ提供

 俳優の窪田正孝さんが、7月から放送される連続ドラマ「僕たちがやりました」(関西テレビ・フジテレビ系)で主演を務めることが29日、明らかになった。平凡な高校生が爆破事件を起こした姿を描く金城宗幸さんの同名マンガが原作で、オファーを受けた窪田さんは「原作の中には、もちろん幸せな部分もありますが、内面の葛藤や苦しみを描く部分も多くて、『ああ、やっぱり僕のこういう顔を見たいんだな』と思いました。誰も僕の幸せを願ってないんだなと。幸せになる役は、僕は似合わないんだなってすごく思いました(笑い)」とメッセージを寄せている。

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 「僕たちがやりました」は、2015~17年に「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載された、「神さまの言うとおり」などを手掛けた金城さんの作品で、累計発行部数は120万部(電子版含む)を突破している。物語は、少し冷めていてお気楽な性格の高校生・増渕トビオが、友人や先輩と死傷者多数の高校爆発事件を起こしてしまい、平凡だった日常が一変する……という青春ストーリー。

 窪田さん演じる主人公・トビオの幼なじみ・蒼川蓮子は永野芽郁さん、トビオと対立する矢波(やば)高校の不良・市橋哲人は新田真剣佑さんが演じるほか、トビオの同級生・伊佐美翔役で間宮祥太朗さん、マル(丸山友貴)役で葉山奨之さん、伊佐美の彼女・新里今宵役で川栄李奈さん、トビオが通う凡下高校のOBのパイセン(小坂秀郎)役で今野浩喜さん、冷酷な刑事の飯室成男役で三浦翔平さんも出演。さらに、ドラマオリジナルのキャラでトビオの担任教師・立花菜摘を水川あさみさん、裏社会の弁護士・西塚智広を板尾創路さん、裏社会のドン・輪島宗十郎は古田新太さんが演じる。

 窪田さんが、フジテレビ系のゴールデン帯(午後7~10時)のドラマに主演するのは初めて。28歳の窪田さんは、制服を着て高校生役を演じることについて「立場的には主役というポジションですけども、今だからこそ、制服を着て年下の方々と高校生という役をさせてもらえるんだなと思いました」と語り、「先輩方に自分がしていただいたことを返していかなきゃいけない年齢になってきたのかなと思います。より責任感も生まれますし、自分にできることは全部したいなと思っています」とコメント。

 演じるトビオについては「臆病者というか、小心者なところが(自分と)似てるなと。仕事だからこうやってさせてもらっていますが、普段はトビオと近い部分があったりするのかなと思ったりします。ふとオフになると物や人に触れたくない、怖いって思ったりするときがあります」と語り、「原作は刺激的な部分がいっぱいありますが、突き詰めていくといろんなものが見えてきますし、若い世代から大人の方まで見ていただける青春ドラマになっていると思います。先につながっていく作品として、記憶に残ってほしいなと思いながら、全力でやります!」と意気込んでいる。

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