仲村トオル:テレ東ドラマ初主演で“訳あり刑事”に ヒロインは栗山千明

7月5日放送の「ドラマ特別企画 堂場瞬一サスペンス 『検証捜査』」に出演する仲村トオルさん(右)と栗山千明さん=テレビ東京提供
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7月5日放送の「ドラマ特別企画 堂場瞬一サスペンス 『検証捜査』」に出演する仲村トオルさん(右)と栗山千明さん=テレビ東京提供

 俳優の仲村トオル さんが、テレビ東京系で7月5日に放送されるスペシャルドラマ「ドラマ特別企画 堂場瞬一サスペンス 『検証捜査』」(午後9時から放送)で主演を務めることが29日、明らかになった。仲村さんが同局のドラマに主演するのは初めて。物語は、すねに傷を持つ訳あり刑事たちが、連続婦女暴行殺人事件の真相を探るという内容で、ヒロインとなる性犯罪捜査のスペシャリスト・保井凛を栗山千明さんが演じる。

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 ドラマは「刑事・鳴沢了」シリーズ、「失踪課」シリーズなどの堂場瞬一さんの小説「検証捜査」(集英社文庫)が原作で、同作が実写化されるのは初めて。警視庁本部から伊豆大島署へ左遷中の神谷悟郎(仲村さん)は、特命班に招集される。神谷は、特命班に選ばれた性犯罪捜査のスペシャリストで北海道警捜査1課の刑事・保井(栗山さん)、警察庁の理事官、大阪府警の監察官、福岡県警などの刑事らと、2年前に起きた連続婦女暴行殺人の冤(えん)罪事件を検証捜査する……というストーリー。

 仲村さんは、台本について「率直に言ってしまえば『暗い話だな』でした。登場人物の多くが過去に何らかの失敗をしたり、傷を負っている」と語り、演じる神谷については「刑事として特別に優れているわけでもなく、人としても誰かに尊敬されるようなタイプでもないのですが、そこが人間くさくて演じる上で魅力を感じました」と語っている。

 また、栗山さんは「こんなに刑事らしい刑事(を演じるの)は初めてかもしれません。凛は名前の通り凛としていて、きつく見えるのですが、それを徹底してやることによって後半に事実が分かったときに、複雑な思いを背負っていたことや、仲間にもきつく当たっていたことも含めて視聴者に理解をしてもらえるのではないかと思っています」と話し、台本について「脚本を読んでから原作を読んだのですが、原作の重みが本当にうまく脚本に凝縮されていることに驚きました」と話している。

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