注目映画紹介:「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章『発進篇』」発進シーンの迫力に圧倒

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章『発進篇』」のワンシーン (C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会
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「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章『発進篇』」のワンシーン (C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会

 劇場版アニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章 『発進篇』」(羽原信義監督)が24日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで2週間限定で公開される。1978年に公開された劇場版アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をモチーフに、全7章で描く新シリーズの第2弾。古代進らクルーが再びヤマトに乗り込み、発進する姿を中心にドラマが展開していく。

 地球連邦防衛軍の古代進(声・小野大輔さん)は、ガミラスの青年キーマン(声・神谷浩史さん)に誘われ、月面のガミラス大使館でバレル大使(声・てらそままさきさん)から、惑星テレザートとテレサ(声・神田沙也加さん)の物語を聞く。地球に戻った古代は、「コスモリバースシステム」が地球にもたらした負の遺産の存在を知る。テレサのメッセージに応えるべきだと考え、軍上層部の許可は出ないが、クルーらとの出航を決意する……という展開。副監督を「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」の小林誠さん、シリーズ構成・脚本を「機動戦士ガンダムUC」などを手掛けた小説家の福井晴敏さんが務めている。

 タイトルにもあるように、第2章の最大の見せ場はヤマトの発進シーンだ。だが、これが一筋縄ではいかず、ヤマト発進が認められないという予想外の事態が発生。序盤から緊張感が漂う展開に思わず息をのむ。紆余(うよ)曲折を経て、いよいよヤマトは動き出すが、朝日を受けて輝く船体などハイクオリティーの映像や音は、まさに圧巻の一言。劇伴の音楽がドラマチックで雄大さを際立たせ、その中で旅立つヤマトの雄姿に目頭が熱くなった。(遠藤政樹/フリーライター)

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