散歩する侵略者:スピンオフドラマに夏帆、染谷将太、東出昌大ら出演決定

ドラマ「予兆 散歩する侵略者」に出演する(左から)染谷将太さん、東出昌大さん、夏帆さん(C)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ
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ドラマ「予兆 散歩する侵略者」に出演する(左から)染谷将太さん、東出昌大さん、夏帆さん(C)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ

 長澤まさみさんらが出演する映画「散歩する侵略者」(黒沢清監督、9月9日公開)のスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」が、WOWOWプライムで9月18日から放送されることが9日、明らかになった。スピンオフドラマには夏帆さん、染谷将太さん、東出昌大さんらが出演することも併せて発表された。

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 「散歩する侵略者」は、劇作家の前川知大さんが手がけた人気舞台を映画化した作品。映画は加瀬鳴海(長澤さん)の夫・真治(松田龍平さん)が数日間の行方不明の末に「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という内容。ドラマの監督は映画版と同じく黒澤監督が務め、脚本は映画「リング」シリーズ高橋洋さんが担当し、映画のアナザーストーリーを新たな設定、キャストで描いている。

 山際悦子(夏帆さん)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきのさん)から「家に幽霊がいる」と告白され、みゆきの自宅に行くが、そこには実の父親がいるだけで、精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太さん)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。そこで、みゆきには「家族」という“概念”が欠落していることが判明する。

 帰宅した悦子は病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大さん)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる……というストーリー。

 夏帆さんは「悦子という、揺るぎのない強さを持つ女性をどうやって演じたらいいのか、自分の未熟さに葛藤する日々でした。それでも心から尊敬する方たちと共に、ずっと憧れていた黒沢監督の世界に身を置くことができて、夢のような素晴らしい時間を過ごすことができました」と撮影を振り返っている。

 染谷さんは「映画と合わせてこの世界に浸っていただけたら幸いです。日常が侵略された時、何が残るのか、この作品を目撃するのが自分もとても楽しみです」と期待しており。東出さんも「敬愛する黒沢監督のもと、高橋洋さんのすてきで怖い台本でお芝居できることが、うれしくてたまりませんでした」と話している。

 「予兆 散歩する侵略者」はWOWOWプライムで9月18日から、毎週月曜深夜0時放送。全5話で第1話は無料放送される。また、9月7日深夜0時からはWOWOWメンバーズオンデマンドで先行配信される。

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