第157回直木三十五賞(直木賞)に選ばれた「月の満ち欠け」(岩波書店)の作者・佐藤正午さんが19日、長崎県佐世保市から電話会見に応じた。受賞の感想について佐藤さんは「『取っちゃったな』という感じです」と振り返り、「直木賞をずっと意識して書いていたわけではなくて。僕なりの作家人生を歩んだら、ばったり出会った」と独特の表現で喜びを表した。
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受賞作となった「月の満ち欠け」は、3人の男と1人の少女の30年以上の人生を描いた数奇なストーリー。佐藤さんは、1955年長崎県佐世保市生まれ。北海道大文学部を中退し、83年に第7回すばる文学賞を受賞した「永遠の1/2」でデビューした。
60歳を超える“遅咲き”の受賞となったことについて「マイペースで書いた34年間だった」と振り返りながら、今後もマイペースの維持を明言。「マイペースを維持するというのは、受賞で原稿依頼が殺到しても全部引き受けないということ。作家としての許容量があるので……」と語った。
マイペース維持の理由についても「もっと若くして直木賞だったら変わっていたかもしれませんが、僕も60歳を過ぎているので変わりようがないと思います」と話し、受賞の可能性があるのに上京しなかったことについては「『地方在住の方は、電話で会見に臨んでください』というパンフレットがあって。『それもありなんだな』と思ってそちらを選んだ」と話して笑わせていた。
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