新田恵海:「ラブライブ!」声優が初の映画吹き替え挑戦 声の演技に苦労

映画「ブランカとギター弾き」の音声ガイド付き上映イベントに登場した新田恵海さん
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映画「ブランカとギター弾き」の音声ガイド付き上映イベントに登場した新田恵海さん

 人気アニメ「ラブライブ!」の主人公・高坂穂乃果の声優で知られる新田恵海さんが1日、東京都内で開かれた映画「ブランカとギター弾き」(長谷井宏紀監督)の音声ガイド付き上映イベントに登場した。フィリピンの少女サイデル・ガブテロさんが演じた主人公のブランカの声で、初めて映画の吹き替えに挑んだ新田さんは「率直な感想は難しかった」と苦労を明かした。

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 新田さんは「普段は映像に頼り、それから自分の声の抑揚、作った世界の中で自由に芝居で遊ばせてもらうことはあるのですが、今回はブランカちゃんの声を表現するということで考えた」とコメント。監督から「自然に演じて、声を作らないでほしい」と言われたといい、「そうか、私はブランカちゃんに寄り添い、演じていけばいいんだと思った。私にとっては貴重な経験をさせていただいた」と話していた。

 また同作が、目の不自由な人などに向けた音声ガイドなどが再生できる専用スマートフォン用アプリ「UDCast」に対応していることから、「最初は『わーい吹き替えだ』と喜んでいましたが、責任のあることだと思った」と振り返っていた。

 「ブランカとギター弾き」は、母を買うことを思いついた孤児の少女ブランカが、盲目のギター弾きピーターと共に幸せを探す旅を描いている。長谷井監督は、日本人で初めてベネチア・ビエンナーレ&ベネチア国際映画祭から全額出資を得て、フィリピンで撮影した。

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