東山紀之:福士蒼汰主演映画「曇天に笑う」で岩倉具視役 本広監督「最も格好いい岩倉具視」

実写映画「曇天に笑う」のビジュアル (C)映画『曇天に笑う』製作委員会(C)唐々煙/マッグガーデン
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実写映画「曇天に笑う」のビジュアル (C)映画『曇天に笑う』製作委員会(C)唐々煙/マッグガーデン

 俳優の東山紀之さんが、福士蒼汰さん主演の実写映画「曇天に笑う」(本広克行監督)に岩倉具視役で出演することが29日、明らかになった。映画は、明治維新後の滋賀県大津市を舞台とした唐々煙(からからけむり)さんのマンガが原作。東山さんが演じる岩倉は、明治政府では右大臣という要職につきながら、人々に災いをもたらすとされるオロチの討伐を目的とした部隊を結成するリーダーシップにあふれた役どころとなる。

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 東山さんは、演じる岩倉について「歴史的に見ても、非常に影響力の大きく、偉大な方です」と言い、演じるに当たっては「歴史像に合わせるというよりも、本作での役柄に引き寄せたイメージで臨みました」と語っている。

 また、本広監督は「『曇天に笑う』の世界は、きらびやかな男たちが明治維新期を舞台に乱舞する、華々しい歴史絵巻です。映画でも、原作の持つその魅力を生かすため、絢爛(けんらん)豪華なタペストリーを織り上げていくように、今をときめく若手の俳優陣が真剣勝負を繰り広げる画(え)をいくつも積み上げていきました」と紹介。

 東山さんについては「岩倉具視を演じた東山紀之さんには、役の上でも俳優としてのキャリアの上でも、まさに重鎮として映画全体の雰囲気を締めてもらいました。彼のまなざしに支えられて初めて、若手の皆さんも伸び伸びと『曇天』の世界で暴れ回ることができたのだと思います。間違いなく、日本映画史上最もカッコいい岩倉具視でしょう」と絶賛している。

 「曇天に笑う」は、明治維新後の大津を舞台に、曇天火(くもう・てんか)ら曇家の3兄弟と明治政府を転覆させようとする忍者集団・風魔一族の戦いを描いたアクション。「月刊コミックアヴァルス」(マッグガーデン)で連載され、2014年にテレビアニメ化、15年からは舞台化された。コミックスの累計発行部数は約120万部。

 映画では、曇家の3兄弟の長男・天火を福士さん、次男・空丸(そらまる)を中山優馬さん、三男・宙太郎(ちゅうたろう)を若山耀人(わかやま・きらと)さんが演じ、古川雄輝さん、桐山漣さん、大東駿介さん、小関裕太さん、市川知宏さん、加治将樹さんらも出演する。2018年3月21日公開。

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