やすらぎの郷:最終回に笑福亭鶴瓶出演 石坂浩二と旧知の仲のマッサージ師役

ドラマ「やすらぎの郷」の最終話に出演する笑福亭鶴瓶さん(右)と主演の石坂浩二さん=テレビ朝日提供
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ドラマ「やすらぎの郷」の最終話に出演する笑福亭鶴瓶さん(右)と主演の石坂浩二さん=テレビ朝日提供

 落語家の笑福亭鶴瓶さんが、29日放送の昼帯ドラマ「やすらぎの郷(さと)」(テレビ朝日系)の最終話にゲスト出演することが分かった。鶴瓶さんが演じるのは、主演の石坂浩二さん扮(ふん)する老脚本家・菊村栄と旧知の仲のマッサージ師。また、鶴瓶さんが同ドラマの第1~2週の放送分で冒頭のナレーションを担当していたことも発表された。最終話は25分拡大版。

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 鶴瓶さんは、ドラマで水谷マヤ役を演じている加賀まりこさんに関西弁を教えるなど「やすらぎの郷」と交流を持ってきたといい、「加賀さんから電話がかかってきまして、『あんたナレーションへたやな』と言われました。ちょっと怒っといてください。ホンマに。いや、これで全部終わりました。すっとしました。ありがとうございました」とコメントを寄せている。

 また、石坂さんは「実は鶴瓶さんとは、映画『私は貝になりたい』(2008年)でまずご一緒して、その後『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK総合)にも出ているんです。鶴瓶さんはお忘れになっていたようですけれど(笑い)」と言い、「ドラマのエンディングは、栄の壮大な“回帰”のようなもの。『やすらぎの郷』がやすらげないと分かり、抜け出てみたものの、いわきや福島を訪ねることで自分の過去と対面し、今の立場に気がつくという。そして、帰る場所があることの幸せ。そういったものが描かれます」とアピールしている。

 ドラマは、倉本聰さんがオリジナル脚本で描くシニア世代向けの作品で、俳優、作家、ミュージシャン、アーティストら往年の大スターたちが集う老人ホーム「やすらぎの郷」で暮らす人々の姿をユーモラスに描いている。毎週月~金曜午後0時半に放送。

 最終話は、栄(石坂さん)が榊原アザミ(清野菜名さん)に醜態をさらした翌朝、ひたすら自戒する栄をアザミが訪ねてくる。栄が書いた台本を読み感動したというアザミは、感謝の気持ちを涙ながらに伝える。その姿に慌てた栄は、とうとう「手を離したのは私」に自分が心を動かされた本当の理由を告げる……というストーリー。

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