注目映画紹介:「デジモンアドベンチャー tri. 第5章『共生』」 現実世界崩壊のカウントダウン

アニメ「デジモンアドベンチャー tri. 第5章『共生』」の一場面(C)本郷あきよし・東映アニメーション
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アニメ「デジモンアドベンチャー tri. 第5章『共生』」の一場面(C)本郷あきよし・東映アニメーション

 人気アニメ「デジモンアドベンチャー」シリーズの新作「デジモンアドベンチャー tri.」(元永慶太郎監督)の第5章「共生」が30日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで上映される。1999~2000年に放送されたシリーズ1作目「デジモンアドベンチャー」の続編。1作目では小学生だったキャラクターが成長して登場。現実世界崩壊のカウントダウンが始まり、“選ばれし子どもたち”が追い詰められる。主人公・八神太一の妹・ヒカリにも異変が起こる。

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 シリーズはバンダイの携帯液晶ゲーム機から生まれたアニメ。初代「デジモンアドベンチャー」は、小学生の八神太一らがデジタルワールドという世界に飛ばされ、奇妙な生物デジタルモンスターと冒険する姿が描かれた。「tri.」は初代の放送開始から15周年を記念して、2014年に製作が発表された続編。「デジモンアドベンチャー02」の最後の戦いから3年後を舞台に、太一たちが高校生となって登場している。

 第5章は、望月芽心が謎の男に傷つけられるのを見たパートナーのメイクーモンが再び暴走する。暴走するメイクーモンの出現で、現実世界崩壊のカウントダウンが始まる。現実世界では、次々と異変が発生。太一たち“選ばれし子どもたち”が現実世界に戻ると、人々に追われ、孤立。ヒカリにも異変が起こる。

 過酷な運命に翻弄(ほんろう)される“選ばれし子どもたち”は「自分たちは、なぜ選ばれたのか?」と自問自答することになる。つらいシーンも多いが、乗り越えようとする太一たちの姿に心を打たれる。衝撃としか言いようがない展開もあり、残すところ第6章のみとなったが、どうなるのか……最後が気になるところだ。(小西鉄兵/MANTAN)

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