御園座は5日、名古屋市内で2018年に開場する新劇場の下期ラインアップ会見を開き、同年12月に元宝塚歌劇団の花總まりさんと女優の笹本玲奈さんがダブルキャストで主演するミュージカル「マリー・アントワネット」を上演すると発表した。マルグリット・アルノー役でソニンさんと昆(こん)夏美さん(ダブルキャスト)、オルレアン公役で吉原光夫さんが出演する。詳細は後日発表される。
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この日は、18年10月から19年3月までの公演を発表。10月に歌舞伎「第四十九回 吉例顔見世」、11月には、1997年から14回にわたり、中日劇場(18年3月で営業終了)で上演されたタレントのコロッケさんの特別公演を上演することが明らかになった。
すでに発表されている上期の公演を含めると18年4月から19年3月までの公演がおおむね出そろい、小笠原剛・御園座会長は「最初の年ですから非常に悩んだ。1年目は、歌舞伎を中心に、中日劇場がやってきたことを踏襲し、御園座がやってきたことをやっていくと考えた。どう続けていくかが課題」と話した。一方で、中日劇場で人気を博した宝塚公演が、初年度のラインアップに入らなかったことについては「時間的に余裕がなかった。これから期待に応えられる形で進めたい」と視野に入れていることを明かした。
御園座は18年4月1日から、こけら落とし公演となる歌舞伎俳優の松本幸四郎さんと市川染五郎さんの襲名披露興行「柿葺落四月大歌舞伎」を開催。5月には尾田栄一郎さんの人気マンガを原作にした「スーパー歌舞伎2(セカンド)『ワンピース』」、6月には俳優の滝沢秀明さんが座長を務める舞台「滝沢歌舞伎」が上演される。