俳優の船越英一郎さんが6日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた時代劇「赤ひげ」(NHK・BSプレミアム)の会見に登場。同局の情報番組「ごごナマ」の司会も務めている船越さんは、「ごごナマ」の後で撮影に駆けつけていたことを明かし「共演者やスタッフの負担が大きかったと思うが、そういう逆境が一つになれる力になったのかなと、自分自身もエネルギーに変えていたが、大変だった」と告白。妻で女優の松居一代さんとの離婚調停中ということもあってか「今年はいろんな意味で人生に大変なことがたくさんありすぎて……」とこぼしていた。
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作品について船越さんは「たくさんの大先輩の方がおやりになられた作品でもあり、しかもすべてが名作ぞろい。その作品に挑戦するということは無謀、暴挙なんじゃないか」と話したうえで、「でも暴挙に挑んでいくというのは“大冒険”なのではないかと自分を鼓舞した」と、作品に込めた思いを明かした。さらに演じた“赤ひげ”という役柄を「(これまでの作品では)成熟しきったヒーローだったが、今回の平成版赤ひげは未成熟である。その成長譚でもある」と説明した。会見には中村蒼さんも出席した。
「赤ひげ」は山本周五郎さんの小説「赤ひげ診療譚」が原作。小石川養生所の無骨で謎めいた医師で通称「赤ひげ」と呼ばれる新出去定(にいで・きょじょう、船越さん)と、その赤ひげに反発しながらも、患者たちのさまざまな姿に接することで、医師として生きるべき道を見いだしていく保本登(中村さん)を中心に、長屋などを舞台に起きる事件と、死にざまや生きざまを通して、成長していく人間の姿を描く……という内容。NHK・BSプレミアムで11月3日から毎週金曜午後8時放送。全8回。
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