北野武:アウトレイジ最終章公開で「かなりの自信作」 バイオレンス映画復帰の構想も?

映画「アウトレイジ 最終章」の初日舞台あいさつに登場した北野武監督
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映画「アウトレイジ 最終章」の初日舞台あいさつに登場した北野武監督

 北野武監督が7日、東京都内で行われた映画「アウトレイジ 最終章」の初日舞台あいさつに出席した。シリーズ完結となる同作について北野監督は「これは三部作で、自分なりにうまいまとめ方をしている」と振り返ると、「私の場合、評論家とけんかばかりをしているので、あまり人気はないんですけど、文句たれているやつもいない。本当に自分で編集していて、これは映像的な面でもいいなってかなりの自信作」と自画自賛した。

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 また、次回作について「恋愛映画を撮りたい」と明かしていた北野監督だが、バイオレンス映画への復帰に意欲も。「次の映画で恋愛ものとか(撮って)、客観的に一回バイオレンスの映画を見直して、次にやるときはいろいろな役者オールスターズで、このバイオレンスの映画に選ばれていない役者は『オレはあまり認めてない』という追い込み方をして、全員車代だけで出てもらう」と冗談交じりに構想を明かした。舞台あいさつには西田敏行さん、大森南朋さん、ピエール瀧さん、松重豊さん、大杉漣さん、金田時男さんが登壇した。

 「アウトレイジ」は闇組織の抗争を描いた映画シリーズで、最新作では2012年に公開された前作「アウトレイジ ビヨンド」のその後が描かれる。関東の組織「山王会」と関西の組織「花菱会」の巨大抗争後、大友(ビートたけしさん)は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー・張会長(金田さん)の下にいた。あるとき、韓国出張中の花菱会の幹部・花田(ピエール瀧さん)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、張グループと花菱会は一触即発となり、激怒した大友はすべての因縁に決着をつけるべく、日本に戻ってくる。そんな中、花菱会では卑劣な内紛が起こっていた……という展開。

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