オダギリジョー:「エルネスト」公開で「役者冥利に尽きる」 25歳当時の“苦い思い出”も

映画「エルネスト」の公開記念舞台あいさつに登場したオダギリジョーさん
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映画「エルネスト」の公開記念舞台あいさつに登場したオダギリジョーさん

 俳優のオダギリジョーさんが7日、東京都内で行われた映画「エルネスト」(阪本順治監督)の公開記念舞台あいさつに登場。先輩俳優から今作について「いつも挑戦してくれる姿勢がうれしい。こういう作品が今後も作られるようにお前が引っ張っていけ」という言葉をかけられたと明かし、「僕としても、こういう意義のある、意味のある作品に関われるのがうれしいですし、こういう作品に呼んでいただけることが役者冥利に尽きる。感謝しています」と胸の内を語った。

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 映画は、日本とキューバの合作で、キューバの革命家チェ・ゲバラの意志に共感し、1967年8月のボリビアの軍事政権との戦いで、25歳の若さで亡くなった日系人・フレディ前村ウルタードの生涯を描いた作品。オダギリさんはフレディ前村をスペイン語で演じている。

 オダギリさんは自身の25歳当時について聞かれると、初主演映画「アカルイミライ」(黒沢清監督)の撮影を挙げ、「気合が入りまくってまして。『この作品に失敗したら役者人生、先はないぞ』と思って、とにかく全力でやっていた」と振り返り、「とにかくすべてのシーンで、黒沢監督から『オダギリさん、そんなに芝居しないでください』と言われまして……」と“苦い思い出”を懐かしんでいた。

 舞台あいさつにはオダギリさん、永山絢斗さん、阪本監督が出席。チェ・ゲバラを取材した新聞記者役を演じた永山さんは「(自分の撮影は)3日間だったので、あっという間に終わってしまったけど、濃厚な3日間で、本当に楽しかったです」と笑顔で語っていた。映画は6日から公開中。

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