三森すずこ:「ウルトラマンジード」で本人登場に「まさか!?」 孫の代まで伝えられる役に

「ウルトラマンジード」で基地の報告管理システム・レムの声優を務める三森すずこさん
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「ウルトラマンジード」で基地の報告管理システム・レムの声優を務める三森すずこさん

 特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの最新作「ウルトラマンジード」で、基地の報告管理システム・レムの声優を務める三森すずこさん。三森さんや主人公・朝倉リク(濱田龍臣さん)の相棒ペガッサ星人のペガの声優を務める潘めぐみさんのせりふを収録した玩具「DXジードライザー 装填(そうてん)ナックル」(2916円)が、バンダイから発売される。11日に放送された「ウルトラマンジード」の第19話「奪われた星雲荘」では、本編に女優として本人が登場したことも話題になっている三森さんに、役への思いや玩具について聞いた。

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 ◇レム役で「縁の下の力持ちになりたい」

 「ウルトラマンジード」は、悪に落ちた黒き巨人・ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ主人公リク(濱田さん)が、レムから与えられたジードライザーとウルトラカプセルでウルトラマンジードに変身し、自らの遺伝子に課せられた運命に逆らい、ペガやウルトラマンゼロたちと共に地球を守るために戦う姿が描かれている。テレビ東京系で毎週土曜午前9時に放送中。

 「ウルトラマン」は、言わずと知れた人気シリーズだ。三森さんは、声優としての出演が決まり、「よっしゃー!っと喜びました。誰もが知っている作品。父がすごく喜んでいました。父は、ウルトラマンのフィギュアを持っていたり、ピグモンのものまねをよくやっていたんです。世代を超えて楽しめる作品の一員になれることがうれしく、張り切りました」と喜んだという。

 三森さんが演じるレムは、天文台の地下500メートルに位置する秘密基地・星雲荘の中央司令室に設置されている報告管理システム。怪獣の出現地点にリクを転送したり、球体型偵察機ユートムを操作し、怪獣を呼び寄せるリトルスターを探索するなど、リクたちの戦いをサポートする。見た目が球体ということもあり、三森さんは「最初、見た時は驚きました。リクに指示する重要な役割なので、縁の下の力持ちになりたいと思いました。だんだん愛着が湧き、可愛く見えてくるんですよね」と話す。

 レムは報告管理システムということもあり、淡々と機械的にしゃべる。三森さんは、演技について「最初は淡々とすることが難しかったですね。感情があるわけではないので、気をつけました。話が進むにつれ、ちょっとずつですが、温かみのある感じになればと思っています。淡々としてはいますが、最近は『ここはちょっと人間っぽくしてください』とアドバイスをいただくこともあります」と明かす。

 アニメと特撮のアフレコの違いについては、「違いますね。アニメのアフレコは、他の声優の方と一緒に収録して、掛け合いをすることが多いのですが、『ウルトラマンジード』では皆さんの撮影が終わった状態で、アフレコをします。ちょっと不思議な感覚です。リクとの掛け合いは、リクの表情を見ながら、演技を考えています」と語る。

 ◇本人登場は「私の力量以上の映像に」

 11日に放送された第19話「奪われた星雲荘」では、三森さんが声だけでなく、本人としても登場した。出演が決まり「最初にお話を聞いた時は、まさか!?となりました。恐れ多い……。でも、『ウルトラマン』に出たんだよ!と孫の代まで伝えられる。チャンスですよね!」と感じたという。

 撮影では「長い時間をかけて、皆さんが撮影されていて、すごい現場だな……と感じました。意外にせりふをたくさんいただけたんです。普段のアフレコと違うので、頭がパンクしそうになりました。アフレコでは台本を見ながら、演技しますが、それができません。舞台では何度も何度も稽古(けいこ)をするので、体が覚えるのですが、それとも違います。大変でした」と苦労も多かったという。

 自身の出演シーンを見て「私の力量以上の映像に仕上がっています。すごい! 意外と大丈夫でした(笑い)。子供たちに受け入れてもらえるといいのですが」と少し安心したようだ。

 ◇せりふ収録の玩具で「すごくないですか!?」

 「DXジードライザー 装填ナックル」は、リクがペガやレムと通信する際に使用するアイテムの玩具。装填ナックルは、7月に発売された玩具「DXジードライザー」にも付属しているが、新規造形で作られ、新たにペガやレムのせりふ、ウルトラマンジードの変身時のBGMも収録される。変身BGMが再生される前に、リクの名ぜりふ「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」が再生される。また、別売りの「ウルトラカプセル」をスロットに装填し、「DXジードライザー」でスキャンもできる。

 玩具には、三森さんが録(と)り下ろした「この基地は、マスター、あなたに譲渡されました」「機は熟した。そういうことです」などのせりふが収録される。三森さんは玩具を実際に触りながら、「おぉ、すごい! これは面白い! すごくないですか!? 子供たちに夢を与えられるかな」と興奮している様子。

 さらに「自分の声が聴こえてくるなんて……。うれしいです! じっくり遊びたいですね。子供から大人まで楽しめる作品ですし、子供、大人を問わず遊んでほしいですね。せりふを全部聴いてください!」とうれしそうに話す。「DXジードライザー 装填ナックル」は、三森さんのファンにとっても“うれしい”アイテムになりそうだ。

 「DXジードライザー 装填ナックル」は、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」の限定商品で、同サイトで2017年12月25日午後11時まで予約を受け付けている。18年3月に発送予定。

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