孤独のグルメ:大みそかの夜にSPドラマ決定 “五郎”松重豊は「テレ東は捨てたな」

ドラマ「孤独のグルメ 大晦日スペシャル」のワンシーン(C)テレビ東京
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ドラマ「孤独のグルメ 大晦日スペシャル」のワンシーン(C)テレビ東京

 俳優の松重豊さんが主演の人気ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)の新作スペシャル「孤独のグルメ 大晦日スペシャル〜瀬戸内出張編 〜(仮題)」が、同局系で12月31日午後10時から放送されることが21日、明らかになった。同局はここ数年、大みそかの夜は音楽特番「年忘れにっぽんの歌」と共にスポーツ中継や報道番組を放送することが多く、ドラマを編成するのは極めて異例の挑戦になる。

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 松重さんは「大みそかの夜の10時に『孤独のグルメ』。普通は『紅白』ひねって『ガキ使』。テレ東はこの時間帯を捨てたなと思いました」と感想を漏らし、「もし大みそかのその時間に、この番組を見ておなかが空いても、開いてる店はほぼありませんからね、あしからず」とコメントを寄せている。

 番組プロデューサーの川村庄子さんは「2年連続で年始にスペシャルを放送させていただきましたが、今回はいよいよ最強番組がそろう『大みそかの夜』放送と聞いて、スタッフ一同に一瞬緊張が走りました」と明かしながらも、「とはいえ、そこはいつも通り気負わずに、ほっこり至福のおいしい時間をお届けします」と話している。

 今回のスペシャルでは、松重さん演じる主人公の井之頭五郎が瀬戸内地方へ出張。四国地方から瀬戸内海を渡り、中国地方へ。師走に大忙しの中でも、地元飯からパワー飯まで、さまざまなグルメを堪能する。そして、大みそかの夜遅くに帰京した五郎が、今年最後に食べる一品とは……という五郎の2日間を描く。さらに今回は、番組冒頭でシリーズ初となる生放送も行う予定で、原作者の久住昌之さんが登場し、原作コミックとドラマ「孤独のグルメ」について語るという。

 「孤独のグルメ」は、久住昌之さん原作、谷口ジローさん作画の同名グルメマンガが原作。輸入雑貨商を営む五郎が、仕事の合間に飲食店にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ。2012年1月期にドラマ化され、今年4月からは第6シリーズも放送された。

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