片岡愛之助:「秋葉原に行った」ドラクエ愛明かす 新納慎也は海外ドラマ大好き

「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇」の会見に登場した片岡愛之助さん(右)と新納慎也さん
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「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇」の会見に登場した片岡愛之助さん(右)と新納慎也さん

 歌舞伎俳優の片岡愛之助さんと俳優の新納慎也さんが、NHK総合で放送される正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇」(2018年1月1日午後7時20分放送)に出演する。オランダ語で書かれた当時最先端の医学書を、辞書無しで日本語に翻訳して「解体新書」と名付けて世に送り出した前野良沢(愛之助さん)と杉田玄白(新納さん)の物語だ。翻訳に熱中した良沢と玄白の2人のように、愛之助さんと新納さんに「仕事以外で熱中したことは?」と尋ねた。

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 ◇片岡愛之助はドラクエに熱中

 愛之助さんは「何でしょうね。無趣味なのでつまらない男で……」としばらく首をひねった。そして「ゲームぐらいですかね……。『ドラゴンクエスト(11)』にのめり込みました。『ドラゴンクエスト』をしている間に芝居をするというぐらい。歩いている間もやっていましたし、秋葉原へも行きました。(秋葉原で)みんなと一緒に立ちながら戦っていました」と明かした。

 実は、愛之助さんは2年前に開催された「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」(スクウェア・エニックス)の会見でも、「ドラゴンクエスト9」に熱中したことを明かしている。

 新納さんが、愛之助さんの行動を不思議に思って理由を尋ねると、愛之助さんはうれしそうに「(ゲーム機間で)通信ができて、(データを)交換できるんです。皆一斉にやって異様な光景ですよ。最初は『怖いな』と思っていましたが、10分後には自分も2時間ぐらいやっていました」と並々ならぬ愛着ぶりを語っていた。

 ◇新納慎也は米ドラマ大好き

 新納さんも「僕も無趣味なんですよ。役者は無趣味な人が多い。半分ぐらいいるよね」と話したが、自身でも思い出したように「時間を忘れてやっているのは、こんな格好(着物姿)をして何ですが、海外ドラマを見ること。特に医療ものですね、次の日が休みだったら、別に寝なくても良いと思っています。シーズン4まで3日間ぐらいで見たりします」と話した。

 2人とも最初は「無趣味」と言いながら、自慢できるような趣味を持っていた。売れっ子の役者は、本業以外の遊びにも熱中するようだ。

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 ドラマ「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇」は、みなもと太郎さんのマンガ「風雲児たち」が原作で、副題の「れぼりゅうし」はオランダ語で「革命」。良沢と玄白は、海外情報が著しく制約された鎖国の江戸時代で奇跡の翻訳を成し遂げた。しかし「解体新書」には良沢の名前は無く、玄白は名声を得る。2人の間にいったい何が起きたのか……という内容だ。

 ◇プロフィル

 かたおか・あいのすけ=1972年、大阪生まれ。5歳で「松竹芸能」の子役オーディションを受け、子役としてテレビなどに出演。1981年に十三代目片岡仁左衛門の部屋子となり、1992年に六代目片岡愛之助を襲名した。「半沢直樹」や「シベリア超特急5」などテレビドラマや映画の出演も多数。「真田丸」では大谷吉継を演じた。

 にいろ・しんや=1975年、兵庫県生まれ。16歳でスカウトされてモデルの仕事を始め、関西を中心にCMや雑誌などで活躍する。俳優を志して大阪芸術大を自主退学し、20歳で上京。ミュージカルなどを中心に活動している。2003年から「NIRO(ニイロ)」から本名の新納慎也に改める。「真田丸」では豊臣秀次を演じた。

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