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片岡愛之助:「真田丸」メンバー再集結に「同窓会みたい」 正月時代劇「風雲児たち」語る

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「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~」について語る片岡愛之助さん(右)と新納慎也さん

 歌舞伎俳優の片岡愛之助さんと俳優の新納慎也さんが、NHK総合で放送される正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇」(2018年1月1日午後7時20分〜)に出演する。オランダ語で書かれた当時最先端の医学書を、辞書無しで日本語に翻訳して「解体新書」と名付けて世に送り出した前野良沢(愛之助さん)と杉田玄白(新納さん)の物語だ。2人に作品の魅力を聞いた。

 みなもと太郎さんのマンガ「風雲児たち」が原作だ。副題の「れぼりゅうし」はオランダ語で「革命」。良沢と玄白は、海外情報が著しく制約された鎖国の江戸時代で奇跡の翻訳を成し遂げた。しかし「解体新書」には良沢の名前はなく、玄白は名声を得る。2人の間にいったい何が起きたのか……という内容だ。

 ◇「真田丸」メンバーが再集結

 2人以外にも、山本耕史さん、草刈正雄さん、遠藤憲一さん、小日向文世さん、高嶋政伸さんら多くのキャスト陣、脚本の三谷幸喜さんと、昨年放送の大河ドラマ「真田丸」に出演したメンバーがそろった。

愛之助さんは「懐かしい顔ぶれで撮影させていただいた」とほほ笑みながら、「ただ寂しいかな、皆クランクインされたら(1年間放送した真田丸とは違い)すぐクランクアップされる」と苦笑した。新納さんは「(真田丸では)小日向さんは豊臣秀吉、僕は秀次だったわけですが、小日向さんと『不思議な感じだね』となりました。お正月に親戚のおじさんがやってきたよう。入れ替わり立ち替わりいろいろな人が来る感じです」と振り返った。

 実は「風雲児たち」の企画は、「真田丸」の前から存在したという。良沢役について、愛之助さんは「自分の実年齢も近づいたので演じやすくなったのかなと思っております」と説明しながら、ドラマについて「難しいと思われるかもしれませんが、実は分かりやすく、人間の感情を見ていただける。こんなことになっているんだという驚きもあると思います」とアピールした。

 ◇新納慎也が気合の坊主頭 プレッシャーで「切腹寸前」

 玄白を演じる新納さんの頭は、カツラでなく、髪をそり上げて挑んだ。「こんなに大きい役をいただけるとは思っていなかった。三谷さんから『坊主頭なんだけれど、カツラの技術がすごいから(そらなくても)良いよ』と言われたのですが、こんな大きな役をいただいたのでそりました」と説明した。

 玄白の墓にも足を運んだ新納さんは「プレッシャーで押しつぶされそうになりながら、インの日を迎えました。頭をそり、衣装を着て、愛之助さんも来て、切腹寸前の心境です。どうでもなれと思ってやっています」と告白して、関係者を笑わせていた。

 それでも「真田丸」のメンバーに囲まれているのがプラスになっているようだ。愛之助さんは「余裕な感じ」と新納さんをからかいつつ、「楽しく、いいチームでやらせています。同窓会みたいな感じで『久しぶり』から入れるので。いい雰囲気のチームだと思います」と話した。

 ◇愛之助のソフトな良沢に「リアルで怖い」

 愛之助さんは、良沢について「妥協は許さない人。僕にないところがたくさんありますから新鮮ですね」と説明した。意識しているのは「僕は能天気なので、能天気になるとこっち(玄白)になるので」と笑いながら話した。新納さんは「マンガでは、良沢さんは怖い顔で頑固です。(ドラマでも)そうくると思いきや、愛之助さん独特のソフトな部分があるので、逆にリアルで怖いと思っている」と明かした。

 新納さんは玄白について「玄白は実は本の前書きぐらいしか書いてなくて、ほとんどオランダ語を読めなかった。ノリだけで(解体新書を)『出しちゃえ』という男だったんです」と説明した。良沢とは反対の性格で、軽快で明るい玄白だが、新納さんは「2人に共通しているのは、日本の医術を変えたい強い意志を持ってやっていること。つながっている部分と、反する部分がぶつかって、面白さが出ている」と力説した。

 ◇解体シーンは?

 原作マンガでは、良沢や玄白が人体を解体する現場に立ち会う描写があるが、ドラマではどうなっているのか。愛之助さんは「グロテスクな場面は、ほとんど出てこないように作られると聞いている。(ドラマを放送する)時間帯を見て、ドキドキしていたのですが、工夫されているので良かった」と話した。

 新納さんは、ドラマの魅力について「真田丸では、武将を演じると、藩を背負ったり、豊臣を背負ったり、大きなことを考えないといけない。ですがドラマの『風雲児たち』は、等身大の1人の人間と1人の人間が、分からない本を訳そうと奮闘する。普通の人たちの話に心を打たれる。等身大で、できるだけやりたい」と意気込んでいる。

 愛之助さんも「(剣を振るう)サムライを年中やっているので、逆に新鮮で、ある意味チャレンジ。張り切った気持ちで務めさせていただいています」と意気込んでいる。

 ◇プロフィル

 かたおか・あいのすけ=1972年、大阪生まれ。5歳で「松竹芸能」の子役オーディションを受け、子役としてテレビなどに出演。1981年に十三代目片岡仁左衛門の部屋子となり、1992年に六代目片岡愛之助を襲名した。「半沢直樹」や「シベリア超特急5」などテレビドラマや映画の出演も多数。「真田丸」では大谷吉継を演じた。

 にいろ・しんや=1975年、兵庫県生まれ。16歳でスカウトされてモデルの仕事を始め、関西を中心にCMや雑誌などで活躍する。俳優を志して大阪芸術大を自主退学し、20歳で上京。ミュージカルなどを中心に活動している。2003年、「NIRO(ニイロ)」から本名の新納慎也に改める。「真田丸」では豊臣秀次を演じた。

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