TBS社長:「陸王」「コウノドリ」ドラマ好調を評価 東芝CM撤退に理解

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 TBSの武田信二社長は29日、東京・赤坂の同局で定例記者会見を開き、番組に関しては「少しずつ上昇の機運がある。『陸王』や『コウノドリ』などのドラマも見応えがある」と評価した。一方で「まだ手を付けなければいけないところもある。徐々に手を入れて、トップを走っている日テレ(日本テレビ)さんを追いかける体制を作りたい」とさらなる改革を誓った。

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 同局の下半期第8週まで(10、11月)の視聴率は、全日帯(午前6時~翌午前0時)は6.5%、ゴールデン(午後7~10時)は10.2%、プライム(午後7~11時)は10.0%で、いずれも民放3位だった。「陸王」は第5話の視聴率が16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と自己最高を記録、「コウノドリ」は第7話までの平均が12.0%、「監獄のお姫さま」は第6話までの平均で8.3%だった。佐々木卓専務は「『陸王』は“快走”を続けており、『コウノドリ』は女性層の圧倒的な支持を得ている。『監獄のお姫さま』は、視聴率が2ケタいってないが、熱烈なファンも多いので、終盤に向けてプロモーションに力を入れて数字を取っていきたい」と話した。

 また、東芝が現在「陸王」を放送しているドラマ枠「日曜劇場」のスポンサーを降りる件が報道されたが、武田社長は「東芝の社長が(同局に)お見えになって、来年3月で提供をやめたいと申し出があった」と話した。さらに「東芝さんは、1社枠の時代も長く、日曜劇場に約60年提供していただいた。私から『残念ですが、今までありがとうございました』と伝えたところ、(東芝の)綱川(智)社長から『業績が回復したら、いの一番にお話をさせていただきたい』と温かい言葉をいただいた。円満に進んだ」と明かした。

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