昨年6月に傷害容疑で逮捕されたタレントの宮地佑紀生(みやち・ゆきお)さんが3日、名古屋市内で行われたCBCラジオのイベントに登場し、約1年半ぶりに仕事復帰した。宮地さんは冒頭、被害者や関係者、リスナーに謝罪。その後、1時間半の予定を約30分延長して、人気パーソナリティーのつボイノリオさんと事件後の生活などについて語り、最後に「この年で復帰というのはぜいたくかもしれませんが、また何かの機会に僕の話をスピーカーから耳にされることがあったら、チラッと聞いて……できたら応援してほしいです」と頭を下げた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
宮地さんは「1年半、自宅にこもり、絵を描いて文を書いて、詞を書いて。CDも出すばっかりだったんですけど、それもなくなった」と回顧。つボイさんが自身の番組「聞けば聞くほど」(CBCラジオ)に寄せられた、宮地さんへのさまざまなメッセージを読み上げると深くうなずきながら聞く場面もあった。宮地さんはこの日が事件後、初仕事で今後の予定は決まっていないという。
イベントは、つボイさんの人気番組「聞けば聞くほど」(CBCラジオ、月~金曜午前9時)の25周年記念で、「つボイノリオのお・も・て・な・し」と題して行われた。宮地さんとともに名古屋を代表するラジオパーソナリティーのつボイさんは「あのときはびっくりしました」と当時を振り返り、宮地さんとはこの日、共演するまで1度も会わず、ステージで顔を合わせるまで控室も別々にしたという。半年前に宮地さん復帰イベントの話が持ち上がったといい「(復帰には賛否両論)いろんな意見があると思います。宮地君は再び出てくるとき、大変だろうと思っていた。(今日の復帰イベントは)私の決断。(悩んだが)どうしているだろうか、何を考えて生活していたのか知りたいと思った」と宮地さんの復帰の場を、自身の番組のイベントにした経緯を明かした。イベントの様子は今月、同番組で放送される予定。
宮地さんは、名古屋を代表するラジオパーソナリティーの一人。2016年6月に自身がパーソナリティーを務める東海ラジオの番組「聞いてみや~ち」の生放送中に、共演者の女性タレントをマイクで殴るなどしたとして傷害容疑で逮捕された。月~木曜の帯番組として人気だったが、事件を受け打ち切られた。