M-1グランプリ2017:13代王者は「とろサーモン」 ラストチャンスで栄冠

「M-1グランプリ2017」でチャンピオンに輝いた「とろサーモン」
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「M-1グランプリ2017」でチャンピオンに輝いた「とろサーモン」

 漫才コンテスト「M-1グランプリ2017」(ABC・テレビ朝日系)の決勝戦が3日、東京都港区のテレビ朝日で開かれ、「とろサーモン」が13代チャンピオンに輝き、賞金1000万円を獲得。出場した4094組の頂点に立った。

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 とろサーモンは、村田秀亮さんと久保田かずのぶさんのコンビ。2002年結成で、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。M-1グランプリの出場は、コンビ結成15年以内という条件があるため、今回が最後のチャンスだったが、見事栄冠をつかんだ。

 優勝が決まった瞬間は2人ともぼうぜん。村田さんは「もうずっと、辛い思いをしてきたので、売れずに終わっていくんだとおもっていたんですけれど……。ありがとうございます!」とコメント。久保田さんは、眼鏡を取って涙をぬぐったが、「敗者復活で、ここまで太ってきたんですけれど、全部はいて、今光をいただきました。おおジーザス、ありがとう! 神よ!」と独特の言い回しで喜んだ。

 コンテストは、2001年から始まり、「中川家」や「フットボールアワー」「ブラックマヨネーズ」「チュートリアル」らが王者に輝くなど、人気コンビを輩出してきた。10年にいったん終了したが15年に復活。同年は「トレンディエンジェル」、昨年は「銀シャリ」が優勝した。

 今年は10月に「キングオブコント2017」(TBS系)で優勝したお笑いコンビ「かまいたち」のほか、「ゆにばーす」「マヂカルラブリー」「さや香」「ミキ」「とろサーモン」「和牛」「ジャルジャル」「カミナリ」、敗者復活戦を勝ち抜いた「スーパーマラドーナ」の計10組が決勝に進んだ。

 ファイナルには、「和牛」(653点)、「ミキ」(650点)、「とろサーモン」(645点)の3組が進出。こん身の2本目のネタでしのぎを削った。

 決勝戦の模様は3日午後6時57分~午後10時10分に生放送され、審査員は「ダウンタウン」の松本人志さん、「オール阪神・巨人」のオール巨人さん、「中川家」の礼二さん、「博多華丸・大吉」の博多大吉さん、上沼恵美子さん、春風亭小朝さん、渡辺正行さんが担当した。司会は今田耕司さんと上戸彩さんが6大会連続で務めた。 

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