俳優の工藤阿須加さんが、2018年1月に放送を開始するフジテレビ系“月9”ドラマ「海月姫(くらげひめ)」で超真面目エリートの鯉淵修を演じることが11日、明らかになった。工藤さんが月9ドラマに出演するのは今回が初めて。主演の芳根京子さんとは初共演となる。
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工藤さんが演じる修は、瀬戸康史さんが演じる女装美男子、蔵之介の異母弟で、与党の最大派閥を率いる大物国会議員・鯉淵慶一郎を父に持つエリート。超がつくほど真面目な性格で、来る選挙戦に向けて父の秘書として働きながら、政治家の道を継ぐべく将来を嘱望されている。一方で、とある過去の出来事がトラウマとなり、女性への苦手意識が強く、交際した女性はこれまで一人もいないという“堅物”だ。
ドラマは、マンガ誌「Kiss」で2008年から17年8月まで連載され、累計発行部数が440万部を超える東村アキコさんの人気マンガが原作。「男を必要としない人生」をモットーに掲げる“オタク女子”が集う共同アパート「天水館」を舞台に、主演の芳根さん演じる主人公の月海(つきみ)や蔵之介、自らを「尼~ず」と称するオタク女子たちの姿を描いている。テレビアニメがフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で10年に放送されたほか、14年にのん(本名・能年玲奈)さん主演で実写映画化もされた。
修は、母から離され鯉淵家に引き取られた蔵之介を思いやり、小さい頃から蔵之介のことをとても大切にしている兄思いの弟。ある日、修は、蔵之介にファッションとメークという魔法をかけられ、“尼~ず”として引きこもっているときとは別人のように愛らしくなった月海と出会い、恋に落ちてしまう。月海も王子様に出会ったかのように修の姿が頭から離れなくなり、そこに蔵之介も加わり、三角関係となる。
工藤さんは今作について「コミック原作のキャラクターを演じさせていただくうれしい気持ちと、ファンの方々をガッカリさせられないという不安。両方思いました。僕も『海月姫』を読んでハマった一人なので、ドラマだからこそ作れる世界をファンの方々にお届けできるのではないかと心躍らせました」と出演を喜んでいる。そして、「登場人物が全員独特ですし、僕が演じさせていただく修も仕事の時は凜(りん)としたたたずまいのエリート。だけど、恋をしている時の女性への免疫のなさがギャップという設定で、とても引かれました。原作ファンの方、初めて海月姫を知る方、両方に楽しんでいただける作品にしたいです。工藤阿須加でよかったと思ってもらえるように取り組んでいきたいです」と意気込みを語っている。
原作の東村さんは「政治家の秘書なのに女性と付き合ったことがない堅物&ピュアな役なんですが、工藤くんなら絶対にバッチリハマる!!!と思いました」と太鼓判を押している。フジテレビの編成企画・渡辺恒也さんは「修というキャラクターの持つエリートならではの世間慣れしていない雰囲気が、工藤さんご本人の人柄にもピッタリはまっていると感じ、オファーしました。スーツに身を包み眼鏡をかけた工藤さんは、修そのもの! 蔵之介役の瀬戸康史さんとの実年齢のバランスを踏まえて、原作の設定とは違い一歳下の弟という設定ですが、シュウシュウの持つ生真面目なゆえのピュアさや、初めての恋に翻弄(ほんろう)され先が見えなくなるキャラクターはそのままですので、原作ファンの方もご安心ください。月海×蔵之介×修の三角関係の行方に、この冬は“ややキュン(=ややこしくてキュンキュン)”間違いなしです!」と話している。
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