細田守監督:3年ぶり新作「未来のミライ」は“時かけ”意識 ビジュアル「共通項はある」

細田守監督の3年ぶり新作「未来のミライ」のビジュアル
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細田守監督の3年ぶり新作「未来のミライ」のビジュアル

 細田守監督の約3年ぶりの新作劇場版アニメ「未来のミライ」が2018年7月20日に公開されることになり、青空をバックに主人公の4歳の男の子と未来からやってきた妹が描かれたビジュアルも公開された。同日、東京都内で会見が行われ、細田監督は、同作のポスタービジュアルが2006年公開の「時をかける少女」のポスタービジュアルをほうふつとさせることについて、「『時をかける少女』のときも青空にジャンプするようなポスターを作ったんですけど、未来っていうのが一人の女の子の生き生きとした姿そのものだなって、人間のバイタリティーが未来に直結するんだなって思いがあって。今回も子供の未来、子供自身が未来って感じてほしいなって思いまして。そういった意味では共通項はある」と認めた。

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 また細田監督は過去3作の「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」のポスタービジュアルについて、「『サマーウォーズ』から『おおかみこども~』『バケモノの子』とオリジナル作品が続いて、誰も知らない作品を皆さんにぜひ見てくださいってしたときにポスターの作り方として堂々としようって、仁王立ちのポスターを作り続けてきた」と振り返り、「今回もオリジナルなんですけど、そういったことよりも飛び抜ける、ダイナミックなポスターにしたいなって。子供たちが大人が思っている以上に大きなダイナミズムを持って、何かを飛び越えるっていうイメージ。しかも兄妹の絆っていうのを形にしたいなって思った」と秘めたる思いを語っていた。

 「未来のミライ」は、甘えん坊の4歳の男の子と未来からやってきた妹の不思議な“きょうだい”の物語。とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家にある日、甘えん坊の4歳の男の子・くんちゃんに生まれたばかりの妹がやってくる。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。そんなとき、くんちゃんが出会ったのは、未来からやってきた妹「ミライちゃん」だった……というストーリー。ちょっと変わった“きょうだい”が織りなす物語と誰も見たことのない、小さなお兄ちゃんの大きな冒険が描かれる。

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