人気アニメ「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメ第4弾「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」(ウシロシンジ監督)が16日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開される。「妖怪ウォッチ」シリーズの主人公ケータの時代から30年後を舞台に、人の悪意に感染して増殖する妖怪ウイルス「鬼まろ」によって人類に危機が迫る中、ケータの娘で妖怪ウォッチの継承者ナツメがジバニャンらと共に立ち向かう姿を描く。伝説の妖怪・鬼太郎とその仲間たちが登場することでも話題だ。
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ケータたちの時代から30年後。数千年に1度、地球を襲う妖怪ウィルス「鬼まろ」により、人類滅亡の危機が訪れようとしていた。いち早く異変に気付いたエンマ大王は、人間と妖怪を危機から救うため、妖怪ウォッチに選ばれし者を見つけ出す。選ばれたのはケータの娘ナツメだった。猫妖怪ジバニャンを呼び出し、ナツメは鬼まろ退治に乗り出すが……というストーリー。
女優の上白石萌音さんが主人公のナツメ役、妖怪ウォッチ「オーガ」を手にする少年・トウマ役を俳優の千葉雄大さんが声を担当。テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で初代鬼太郎を演じた声優の野沢雅子さん、目玉おやじ役で島田敏さん、ねずみ男役で大塚明夫さんらが出演している。
毎回、さまざまな仕掛けで楽しませてくれる「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメシリーズ。新章としてケータの娘たちが主役になっているだけでも驚きなのに、鬼太郎が参戦するのは、妖怪アニメ好きなら間違いなくテンションが上がる。
ジバニャンらと鬼太郎ファミリーが対面するシーンは妖怪同士だけに、想像以上に世界観とマッチしている。ナツメらの年齢が少年時代のケータよりも少し上のため、人間ドラマに思わずウルッとさせられる場面も。ジバニャンたちの戦闘形態「シャドウサイド」が子供には少し怖いかもしれないが、これまでとはちょっと異なる「妖怪ウォッチ」の世界観に引き込まれた。(遠藤政樹/フリーライター)
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