特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの劇場版「仮面ライダー平成ジェネレーションズFINALビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」(上堀内佳寿也監督)の大ヒット御礼舞台あいさつが29日、東京都内で行われ、同作に出演している仮面ライダーオーズ/火野映司役の渡部秀さんとアンク役の三浦涼介さん、仮面ライダー鎧武/葛葉紘汰役の佐野岳さん、仮面ライダーゴースト/天空寺タケル役の西銘駿さんの“レジェンドライダー”たちが登場した。映画のイベントで4人がそろうのは今回が初めてで、あいさつでは4人が次々と「ただいまー!」と声を上げ、観客も「おかえりー」と返し、会場は盛り上がった。
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同作では、約6年ぶりに映司&アンクコンビが復活。出演について、渡部さんは「今日この日まで自然な流れだった。僕もこういう瞬間を待っていたし、お話を聞いてから、結構いろいろ考えて、涼(介)君に相談するところまではあっという間で。その流れがすごく運命的だった」と振り返った。2人のコンビ復活に、同席した上堀内監督は驚いたそうで、「マジで!? (三浦さんが)出ると思わなかったから。2人で来るって本当に?って(思った)」と振り返り、笑いを誘った。
冒頭で「ただいまー。6年ぶりに帰ってきました」とあいさつした三浦さんは、「今年30(歳)になったんですけど、30になった途端に、いろんなことを考え始めて……。プライベートもお仕事も、求めてもらえることってなかなか減ってきているというか。そんな中でいまだに待ってくださっている方とか、求めてくれる方がいる間に何かしておこうかなって。全く振り向いてもらえなくなる前にちょっと行っておこうかなって。今回、年は大きかったと思います」と出演の理由を明かした。
また渡部さんは「涼君が出てくれることが決まってから、この日をずっと待っていたし、メダルが割れてからずっと旅に出ていた映司の旅の新たなスタートを切れるいい作品にしたいと思ったので、涼君ともすごい考えて、アイスキャンディーとか、いろいろなアイテムを大事にしたいなと。そのへんを考えましたね」とこだわりを持って撮影に臨んだことを明かし、「レジェンドライダーで出演させていただいたけど、僕たちも当時先輩の役者さんから励ましやお力添えをいただいて、進んできた仮面ライダーだったので、今回僕らがこうして返していける立場になって皆様に作品を届けられるのがすごく光栄。もし機会があればまた涼君の力を借りて、何かの形で皆様の前に現れたい」と語っていた。
映画は、仮面ライダーシリーズ45周年の記念作として2016年に公開された「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」シリーズの新作で、現在放送中の「仮面ライダービルド」の世界を舞台に、“レジェンドライダー”が集結し、世界消滅の危機に立ち向かう。
「スカイウォール」という巨大な三つの壁で分断された仮面ライダービルドの世界に、仮面ライダーエグゼイドの敵、バグスターが出現。正体不明の敵に桐生戦兎(犬飼貴丈さん)は苦戦を強いられるが……というストーリー。「仮面ライダーエグゼイド」の飯島寛騎さん、「仮面ライダーフォーゼ」の福士蒼汰さんらも出演する。
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