阿部寛:「新参者」シリーズ完結で「本当に寂しい」 東野圭吾に続編執筆リクエスト

映画「祈りの幕が下りる時」の初日舞台あいさつに登場した阿部寛さん
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映画「祈りの幕が下りる時」の初日舞台あいさつに登場した阿部寛さん

 俳優の阿部寛さんが27日、東京都内で開かれた主演映画「祈りの幕が下りる時」(福澤克雄監督)の初日舞台あいさつに登場した。今作は東野圭吾さん原作で刑事・加賀恭一郎の活躍を描くシリーズの完結編で、2010年の連続ドラマ「新参者」(TBS系)から主演を務めてきた阿部さんは「本当に寂しいですけどね。最後にふさわしい作品になったと思います。感無量です」と心境を明かし、「後は東野さんが(続編を)書くかどうかですね」と続編執筆をリクエストした。

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 舞台あいさつには、松嶋菜々子さん、溝端淳平さん、田中麗奈さん、主題歌を担当したJUJUさん、福澤監督も出席した。溝端さんと田中さんも「寂しい」と繰り返すなど、作品への強い思い入れを漏らした。今作でシリーズ初参戦となる松嶋さんは「テレビシリーズから拝見してファンだったので、私も寂しい。一視聴者としても東野先生に続編を書いていただきたい」と阿部さんの続編要望に“援護射撃”を加え、観客を沸かせていた。

 「祈りの幕が下りる時」は、13年9月に発売された東野圭吾さんの小説・加賀恭一郎シリーズ10作目の「祈りの幕が下りる時」(講談社)が原作。刑事・加賀恭一郎の“母の失踪の謎”が明らかになる。東京都葛飾区小菅のアパートで、滋賀県在住の押谷道子の絞殺死体が発見され、アパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていたが、2人の接点が見つからずに捜査は難航。捜査線上に舞台演出家・浅居博美(松嶋菜々子さん)が浮かび上がる……というストーリー。

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