女優の松井玲奈さんが、放送中の“月9”ドラマ「海月姫」(フジテレビ系、月曜午後9時)の収録の合間に取材に応じた。鉄道好きとしても知られる松井さんは、同作で「尼~ず」の鉄道オタク・ばんばさんを演じていることについて「ただただプレッシャーです(笑い)。実は、ばんばさんって“何鉄か”って表現されていない。『撮り鉄』『乗り鉄』とかあるのですが、どこに向かっていけばいいのか分からない」と話し、「自分が(鉄道を)好きだからこそ、劇中で間違った情報を出さないように気を使っています」と苦労も明かした。
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松井さんは「鉄道が好きな方たちも見てくれていると思います。好きな方たちが見て『おっ!』って思ってもらえるか楽しみ。劇中には、新幹線が描かれたお茶わんや箸置きなどが出てきたと思うのですが、新幹線はメジャーですよね。だから、タオルや琴平線(高松琴平電気鉄道)のつり革とか、使えるときに使ってもらえるよう、私物のコレクションをスタッフさんに渡しています」と裏話を明かし、「地方に行ったら、必ずグッズコーナーに行ってドラマに使えないかなって探しています」と語った。
アフロヘアで目元が隠れているばんばさんを演じることについて、「改めて、目の芝居ができないことに難しさを感じました。悲しい、怒るという気持ちを表現するときに、目の動きなどはすごく重要なんだって思いました」と話し、「原作のばんばさんは、私より身長が低いんですよね。だから、なるべく猫背にして撮影しているので、休憩に入る度にストレッチします」と明かした。
ドラマは東村アキコさんの同名マンガが原作。「男を必要としない人生」を掲げる尼~ずが集う男子禁制の共同アパート「天水館」を舞台に、ここに暮らすオシャレにも異性にも無縁で、三度の飯よりクラゲが好きなクラゲオタクの主人公の月海(芳根京子さん)が、恋を知り、新しい自分、新たな生き方を見つける姿を描いている。2010年にはテレビアニメ化され、14年には女優・のんさん主演で映画化もされた。
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