芳根京子:「夢が循環している」ディズニー&ピクサー作品の声優に“夢見心地” 人生を変えた作品は?

ディズニー&ピクサー作品「私がビーバーになる時」の日本版で主人公メイベルの声を担当した芳根京子さん
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ディズニー&ピクサー作品「私がビーバーになる時」の日本版で主人公メイベルの声を担当した芳根京子さん

 公開中のディズニーピクサーの最新アニメーション映画「私がビーバーになる時」(原題:Hoppers、ダニエル・チョン監督)の吹き替え版で主人公メイベルの声を担当している俳優の芳根京子さん。声優として発表された当初は、声の主が「芳根さんだと気付かなかった」という声が相次いだ。ディズニー&ピクサーの作品に「心が救われた」経験を持つ芳根さんが声のキャストに決まった際の気持ちや同スタジオの作品への思い入れをなど語った。(インタビュー前後編の前編)

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 ◇生田絵梨花から薦められピクサー作品を鑑賞「泣きすぎて終わっても立ち上がれなくて」

 「私がビーバーになる時」は、主人公の動物好きの大学生メイベルが思い出の森が高速道路計画で消えてしまうことを知り、大切な場所を守るべく、極秘テクノロジーでビーバーになり、動物たちと森を守る作戦を仕掛ける物語。吹き替え版で、メイベル役を俳優の芳根さん、ビーバーの王様キング・ジョージ役を小手伸也さん、“のんびり屋すぎて食べられがちな癒やし系ビーバー”のローフ役を人気グループ「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の宮田俊哉さん、ビーバーの森を脅かす人間のジェリー市長役を渡部篤郎さんが担当している。

 今回、声優決定の知らせをイタリア・ベネチアで聞いたという芳根さん。「夢がかなった!」と現地で大喜びしたという。

 「ベネチアで撮影中だったんです。昼間、移動のため船に乗りますという時に、乗り場で並んでいて、ちょっと小腹すいたな、何か食べようかなと思っていたら、マネジャーさんが、『今、連絡があって、(声優に)決まりました』って言われて、びっくりしたのとうれしさで、小腹すいていたのがすっ飛んでいきました(笑)」

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 ディズニー&ピクサーの作品について、「インサイド・ヘッド2」(2024年)と「リメンバー・ミー」(2017年)が特に好きな作品だと公言している。

 「『インサイド・ヘッド2』は、仲良しの生田絵梨花ちゃんから『見た方がいいよ。すごく良かったよ』って薦められました。気持ちが沈んだ時に(生田さんに)相談させていただいているのですが、心も体も健康に一緒に頑張っていこうねと話している中で、『私はこの作品を見て救われたよ』と聞き、劇場に行ったら、泣きすぎてしまって映画が終わっても立ち上がれなくて。救われて心が軽くなったようで、自分を受け止められるようになりました」

 その体験を母に話したら、「インサイド・ヘッド2」の本をプレゼントされたという。芳根さんは「うれしかったです。今も、いつでも読めるように家のリビングに置いているんです。“私の教科書”といってもいいぐらいの存在です」と語る。

 「リメンバー・ミー」については「物語もですけど、音楽がすごく好きで。DVDも持っていてよく見返しますし、サントラもよく聴きます。いつかメキシコに行って、あの世界を経験してみたいなって思います」と目を輝かせる。

 ◇エンドロールに自分の名前が入っていることに感動

 そんなふうに自身も大好きなディズニー&ピクサー作品に出演が決まり、「自分の夢がかなったという喜びもありますが、私も含めて、ディズニー&ピクサー作品から夢をもらっている人が世界中に大勢いらっしゃる中で、参加できることがすごくうれしいです。夢を届ける側の一員になれたこと自体が、私にとっては夢みたいで、夢が循環している感じがしています」とまだ夢見心地のような表情で話す。

 完成作は「ハラハラしながら見たのですが、すごく物語が面白くて、テンポも速いので、あっという間の1時間44分でした」と感想を語る。

 さらに、「自分の名前がこの作品の世界観の中に入れていただけたエンドロールにグッときました。流れてきて。ディズニー&ピクサー作品は関わっている方も多く、エンドロールにたくさんの方のお名前が載っています。そこに自分の名前が入っているということに、すごく感動しました」としみじみ明かした。

 (取材・文・撮影:細田尚子/MANTAN)

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