女優の蒼井優さんが12日、東京都内で開かれた「第91回キネマ旬報ベスト・テン」(キネマ旬報社主催)の表彰式に出席。映画「彼女がその名を知らない鳥たち」(白石和彌監督)で主演女優賞を受賞した蒼井さんは、11年前に自身が助演女優賞を受賞したことに触れて「(今回の)賞をいただいたとき、私は11年前からどれくらい成長しているのか。私がなりたい役者像の何パーセントまで来たんだろうと考えたとき、2%ぐらいだと思いました」と話して、今後のさらなる成長を誓っていた。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
京都での舞台終了後に急ぎ帰京し、授賞式に遅れて登場した蒼井さんは、あわてて登場したためか、トロフィーを受け取る前にマイクの前に立つ“天然ぶり”を見せる一幕も。蒼井さんは「私は素晴らしい人々との出会いで(この場に)立たせていただいています。私は一人の人間として本当にたいしたことないんです。今日も壁に3度激突してしまうぐらい……。たくさんの方に手を差し伸べていただき、その手を信じて、あと98%頑張りたいと思います」と感謝していた。
映画は男女の愛憎渦巻くミステリー小説が原作で、蒼井さんは15歳上の陣治(阿部サダヲさん)を毛嫌いしながら彼の収入に頼って堕落した生活を送りながらも、元恋人への思いを引きずる女性・十和子を演じた。司会から「嫌な女でしたね」と言われると、蒼井さんは「私も嫌なやつだと思いました。初めてこんなに計算しながら(演じた)。『ここまでの表情だったら許されるかな? でもこびすぎてもいけないと」と苦労を明かした。
「キネマ旬報ベスト・テン」は、米アカデミー賞より1回多いという長い歴史を誇る映画賞で、今回は2017年公開の映画を対象に同誌の選考委員が選出した。日本映画ベスト・テン第1位には「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(石井裕也監督)、外国映画ベスト・テン第1位には「わたしは、ダニエル・ブレイク」(ケン・ローチ監督)が選ばれた。個人賞は、主演男優賞が菅田将暉さん、助演女優賞は田中麗奈さん、助演男優賞はヤン・イクチュンさん、新人女優賞は石橋静河さん、新人男優賞は山田涼介さんだった。
表彰式には、菅田さんや田中さん、ヤンさん、石橋さんらが出席。山田さんはスケジュールの都合により欠席した。
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を、ガー…
故・坂本龍一さんが指揮をとった2014年のフルオーケストラ公演「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」の模様が映画化され、2…
俳優の今田美桜さんが11月19日、東京都内で行われた映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督、12月6日公開)の完成披露舞台あいさつに、他のメインキャストと共に出席。美…
映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督、12月6日公開)の完成披露舞台あいさつが11月19日に東京都内で行われ、主演の米倉涼子さんらメインキャストが登壇。冒頭のあいさ…
11月18日に発表された15~17日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、フジテレビの大ヒットドラマ「踊る大捜査線」(1997年放送開始)から始まった「踊る」シリー…