アニメ質問状:「ゆるキャン△」 ロケハン10回以上 見て、触って、感じたことをアニメに

テレビアニメ「ゆるキャン△」の一場面(C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
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テレビアニメ「ゆるキャン△」の一場面(C)あfろ・芳文社/野外活動サークル

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で連載中のあfろさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゆるキャン△」です。フリューのアニメ事業推進部の和田薫さんに作品の魅力を語ってもらいました。

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 --作品の概要と魅力は?

 「ゆるキャン△」は、主に山梨県を舞台に女子高校生たちがキャンプをしたり、日常生活を送る様子をゆるやか~に描いた新・日常系ガールズストーリーです。冬のキャンプにフォーカスしており、劇中では学校生活だけでなく、澄んだ空気の中で富士山を眺めたり、おいしくて温かいキャンプご飯に舌鼓を打ったり、温泉に入ったりする様子が描かれています。映像を見ているだけで、まるで自分が体験しているような気分になるところが本作の魅力の一つであると思います。

 --アニメにするときに心がけたことは?

 監督をはじめとした制作スタッフで、キャラクターたちと同じシチュエーションでのロケハンを10回以上しました。モデルとなったキャンプ地へ同じ季節に赴き、同じように設営し、同じキャンプ飯を作って、冬の寒空の中、寝袋で眠る。実際に目で見て、触って、感じたことが、フィルムにしっかりと投影されており、こだわりの詰まった映像として皆さまにお届けできていると思います。

 --作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 うれしかったことは「キャンプに行きたくなった」という声を、各所で聞くことです。私自身、初めて原作を読んだ後、一番に思ったことが「キャンプに行ってみたい」でした。それを、アニメを見ていただいた方にも言っていただけるのは、作品の魅力がしっかりと伝わっているからだと感じています。

 キャンプご飯に限らず、スイーツや、お土産などが登場しますが、山梨県のお土産の一つである桔梗信玄餅が登場した際には、現場のスタッフでいただいたりしました。作品の中に触れているように感じて、思わずうれしくなりました。

 --今後の見どころを教えてください。

11月から描いてきた季節は、間もなく12月へと移り変わり、期末テストの先には楽しいイベントが待っています。新たな出会いや、次のキャンプへの計画、温かいご飯も登場します。そんな中、時にイレギュラーなことも起きますが、それを乗り越えていくことで、今までとは違った気持ちが芽生え、彼女たちの関係にほんの少しだけ変化が訪れます。

 --ファンへ一言お願いします。

 放送も残すところあとわずかとなりますが、引き続きさまざまなキャンプの模様や、ゆるやか~な日常をお送りします! 3月28日発売のブルーレイディスク&DVDには、各巻に新作アニメーションを収録しておりますので、ぜひパッケージでも「ゆるキャン△」をお楽しみいただければと思います!

フリュー アニメ事業推進部 和田 薫

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