「男たちの挽歌」シリーズや「M:I-2」などで知られる巨匠ジョン・ウー監督の最新作で、日本の福山雅治さんと中国のチャン・ハンユーさんがダブル主演した映画「マンハント」が全国で公開中だ。福山さんが演じる敏腕警部・矢村聡の部下の新人刑事・百田里香を演じた女優の桜庭ななみさんに、女優の仕事について、美容や健康など多岐にわたって聞いた。
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「マンハント」は、高倉健さんの大ファンというウー監督が、西村寿行さんの小説「君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉(わた)れ」(徳間文庫)を1976年に高倉さんと中野良子さんの出演で映画化した作品をリメーク。国際弁護士杜秋(ドゥ・チウ=チャンさん)は、自身の送別パーティー後、突然、同僚女性殺害の容疑をかけられる。杜秋逮捕に全身全霊を傾けている敏腕警部の矢村聡(福山さん)は、杜秋を追いつめながら同時に殺人事件の状況証拠を怪しく思い、容疑そのものに疑問を持ち始める……というストーリー。韓国の人気女優ハ・ジウォンさんや、日本からも桜庭さんほか、國村隼さん、竹中直人さん、倉田保昭さん、斎藤工さん、池内博之さん、田中圭さん、吉沢悠さんらが出演。ウー監督の娘アンジェルス・ウーさんも女殺し屋役で出演している。
桜庭さんに女優をずっと続けたいかと聞くと、「続けたいですね。私はすごく作品に影響されるというか、職業ものの作品を見たら、私も将来この職業になりたいと思ったり、何かスポーツのドラマがあったから、私、部活をこれにしようと思ったりするタイプで、ドラマや映画にすごく影響されるので、作品を通して見ている人がちょっとでも影響されるような役を演じられたらいいなと思うし、そう思ってもらえることがすごく幸せです」と意欲的に語る。
今後演じてみたい役は、「(役の)職業としてはこれといってないんですけど、今回、すごいアクションの『マンハント』に出てみて、私もアクションをやりたいなと思いました」と目を輝かせる。体を動かすことは「下手かうまいかは別として、体力には自信があります!」とアピールしていた。
そして、今作の見どころを「やっぱり2時間近く絶対に飽きさせないアクション。一瞬でも目が離せないような迫力がこの作品の魅力だと思います」と表現した。
15歳でデビューした桜庭さんも現在25歳。透き通るような白い肌が魅力的だが、美容などで気を使っていることは、「お茶にはまっていまして、ハト麦茶とかチコリ茶とか体にいいお茶なので、撮影のときは必ず現場に持って行くなど健康に気を付けるようになりました」と語る。はまったきっかけは「誕生日にマネジャーさんがタンブラーとお茶のセットをプレゼントしてくださって。体も温まるし、血液の巡りもよくなるらしいというので飲んでます。体質がどんどん変わっている感じがします」と実感を込める。
1日に350ミリリットルのタンブラーに5杯くらい飲むそうで、「結構癖のあるお茶なんですけど、おいしいです」と笑顔を見せる。
体を動かすことは「よく散歩に行きますね。本当に歩いているときは何も考えてなくて、それがリラックスになるというか。4キロくらい歩いていますね。運動していることになるし、リラックスできる時間として歩いています」という。
休みの日は、「1人でいる時間がすごく好きなので、家でリラックスしたり、DVD見たり。それこそ散歩したり。そんな過ごし方をしています」と語る。1カ月など長いい休みがあったら……。「これをしたあとに次はこれをしてとか決めるのがあまり好きじゃないので、長い休みがあってもあんまりスケジュールを決めずに、いろんなことをやってみたいですね」と話す。
中国語は毎日2~4時間ほど勉強しているというが、「勉強しているという感覚ではなくて、それこそ休みの日などに中国のバラエティー番組を見たり、テレビで流れている中国語の方が会話なので分かりやすいんですね。それ以外では、(中国語の)先生もいるので文法や単語などを教わったりしています」と明かした。
プロポーションを保つ秘訣(ひけつ)は「お風呂。ちなみに朝と夜、1日2回入るんです。毎回、湯船に30分以上は入りますね。いろんな香りを入れたりとか。一番好きな香りはローズの香り。オイルがあるんですけど、それを入れています」と話した。
最近気になる髪形は「シースルーバングの前髪。テレビとか雑誌とかで見るとそうしている方が多くて。すごく可愛くて私もやってみたいです!」と語る。最近買った服は「白のダッフルコート」だという。「白のコートはいままで持ったことがなかったのでそれに合うような服がほしい。白のダッフルコートを可愛く着こなしたい。コートの中はいままで黒のコートに合わせる服が多かったので、今後は薄いピンクとか黄色とか鮮やかで可愛らしい服にチャレンジしたいです」と目を輝かせた。
10年後、35歳のときにはどうなっていたいかと聞くと、間髪入れずに「10年後には結婚していたいです。子供がほしいです! 私、中国語とか韓国語を勉強するときに子供が出てくるバラエティー番組を見るんですよ、それがすごく可愛くて、私も子供がほしいと思うようになって」と笑顔で語る。
また、女性が50代、60代になっても輝いていられる秘訣があるとしたら?と聞くと「たぶん、自信がある人ってすごく魅力的に見えますよね。内面から来ているということなんじゃないですかね」といい、「女優さんとかタレントさんとかテレビに出ている人って、だから何歳も若く見えたりするじゃないですか。私もそういう自信を持てる年の重ね方がしたいですね。そして、見ている人に何かを届けられるような女優さんになりたいという気持ちが強いですね」と思いをはせていた。
<プロフィル>
さくらば・ななみ 1992年10月17日生まれ、鹿児島県出身。2008年にドラマ「栞と紙魚子の怪奇事件簿」で女優デビュー。主な映画出演作に「最後の忠臣蔵」(10年)、「ランウェイ☆ビート」「天国からのエール」(共に11年)、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(15年)などがある。公開待機作に「かぞくいろ」(18年公開予定)がある。
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