わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
新井英樹さんのマンガ「宮本から君へ」が、俳優の池松壮亮さん主演で連続ドラマ化されることが6日、明らかになった。ドラマはテレビ東京の深夜ドラマ枠「ドラマ25」で4月期に放送される。もめ事を反省するシーンでは、頭を丸めたという池松さんは、役柄について「僕自身が宮本浩をやれるだけの器、人間性があるのかどうか、日々自分自身に問い続けた2カ月間でした。それくらい難易度の高い役でした」と語っている。
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マンガは、1990~94年に「モーニング」(講談社)で連載され、92年に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。ドラマは、映画「ディストラクション・ベイビーズ」で「第69回ロカルノ国際映画祭」の新進監督コンペティション部門・最優秀新進監督賞を受賞した真利子哲也監督が手がける。主題歌は原作者の新井さんが大ファンと公言しているロックバンド「エレファントカシマシ」が担当。主人公の宮本浩は、同バンドのボーカル・宮本浩次さんの名前が由来となっている。池松さんが同局のドラマで主演するのは、2017年1月期に深夜ドラマ枠「土曜ドラマ24」で放送された「銀と金」以来。
ドラマは、文具メーカー「マルキタ」の新人社員で、恋と仕事に不器用な宮本浩が営業マンとして、人間として、成長していく青春ストーリー。宮本浩(池松さん)は、未熟で営業スマイル一つできず、自分が社会で生きていく意味を思い悩んでいた。宮本は、駅のホームで一目ぼれしたトヨサン自動車の受付嬢・甲田美沙子になかなか声をかけられずにいたが、同期の田島薫にヤイヤイ言われながら決死の思いで声をかける……というストーリー。宮本は、甲田との恋、仕事の人間模様の中で成長し、自分の生き方を必死に見つけていく。
――「宮本から君へ」で宮本を演じるにあたっていかがでしたか?
僕自身が宮本浩をやれるだけの器、人間性があるのかどうか、日々自分自身に問い続けた2ヶ月間でした。それくらい難易度の高い役でした。
22歳で原作に出会い、衝撃を受けました。それから宮本浩という人は、僕にとってほかのどの歴史上の人物よりも星であり、ヒーローでした。人としての力、生き様をものすごく尊敬していました。間合い、せりふ一つ一つのニュアンスに宮本浩の人間性が浮かび上がると思ってやっていました。「宮本から君へ」は、これまで取り組んできた作品の中でもかなり強敵で、日々模索しながらも、敬意を込めて映像化したいと思っていました。
――坊主になるシーンも。
この作品以外で坊主にする事はよっぽどのことがない限りないでしょう(笑い)。
自分で言うのもあれですが、思いのほか漫画のキャラクターに似ていて、1人ほくそ笑んでしまいました。
――主題歌は「エレファントカシマシ」が担当。
僕にとってエレファントカシマシさんはとても偉大です。直接お会いした事はありませんが、その歌に何度となく救われ、鼓舞されてきました。隠れファンです。宮本浩はもともと名前の由来が宮本浩次さんからきています。今回、とんでもなくいい主題歌があがってきて本当に感激しています。
「剛者(つわもの)どもの夢のあと 21世紀のこの荒野に 愛と喜びの花を咲かせるぜ」という凄い歌詞があるんですが、この一文に、90年代に新井先生が書いた「宮本から君へ」を今やる意味と可能性が隠されているように思い、自分自身が「宮本から君へ」に取り組む想いとリンクして、また救われました。主題歌も合わせて楽しみにして頂ければと思います。
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