女優で歌手のシシド・カフカさんが8日、東京・上野水上音楽堂で行われたディズニー/ピクサーの劇場版アニメ「リメンバー・ミー」(リー・アンクリッチ監督)のジャパンプレミアに、スカバンド「東京スカパラダイスオーケストラ(スカパラ)」と出席。雨が降り、気温が10度に届かない屋外のステージで、シシドさんとスカパラは同作の日本版エンドソング「リメンバー・ミー」を生披露し、観客を熱く盛り上げた。
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演奏を終えたスカパラの谷中敦さんから「リハーサルより本番が一番よかった」と絶賛されたカフカさんは「はい!」と満面の笑みを見せていた。さらに、谷中さんは「2月にスカパラでメキシコに行って来ました。(同作は)メキシコの人たちから言わせると、胸が熱くなるようなエピソードが満載。本国の人が誇りに思う映画って素晴らしいですね」と振り返りながら、「いつかメキシコで(シシドさんとライブを)やりたい」と夢を語った。声優も務めたシシドさんは「音楽はすてきなものだと改めて感じました。自分が歌を仕事にし、ここで歌う機会をいただけたことを大切にしていきたい」と笑顔で語った。
イベントには、日本語吹き替え版の声優を担当した石橋陽彩(ひいろ)さん、藤木直人さん、橋本さとしさん、松雪泰子さん、横山だいすけさんも出席した。
「リメンバー・ミー」は、陽気でカラフルな死者の国を舞台にした作品。過去の悲しい出来事がきっかけで「音楽禁止」という厳しいおきてがある家に生まれたギターの天才少年ミゲルは、伝説のミュージシャン・デラクルスの霊廟(れいびょう)に飾られたギターを手に、先祖が家族に会いにくるという“死者の日”に開催される音楽コンテストに出る決意をする。そんな中、死者の国に迷い込んでしまったミゲルは、一族に隠された“秘密”に気づき、冒険を始める……というストーリー。同作は、米ロサンゼルスで5日(日本時間)に行われた「第90回アカデミー賞」で主題歌賞と長編アニメーション賞を受賞した。16日公開。
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