お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの芥川賞受賞作「火花」を原作にした舞台「『火花』~Ghost of the Novelist~」の公開ゲネプロが30日、紀伊國屋ホール(東京都新宿区)で行われた。本人役で出演した又吉さんは、主演の観月ありささんに「好き」と抱擁されると、「いいにおい」とつぶやいて関係者を笑わせていた。
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「火花」は、売れない若手芸人の徳永が、天才肌の先輩芸人・神谷と出会って師弟関係となるが、徳永が売れていくに従い、相変わらずの生活を続ける神谷との関係に変化が生じる……というストーリー。
舞台版は、観月さんと又吉さんが本人役で出演。「小説家になりたい」という観月さんが、又吉さんに「『火花』をください」とお願いして、又吉さんは承諾。新たに「作者」となった観月さんの語る「火花」の世界は、原作の物語をなぞりながら、又吉さんの原作世界をあぶり出していく……という展開。徳永役を俳優の植田圭輔さん、神谷役を「NON STYLE」の石田明さんがそれぞれ務める。
30日~4月15日に紀伊國屋ホール、5月9日~12日に松下IMPホール(大阪市中央区)で上演する。全席指定で8000円、小学生から大学院生までは5000円(平日公演のみ枚数限定、学生証必要、チケットよしもとで取り扱い)。