宮本から君へ:原作者・新井英樹が実写ドラマ出演「成り行きとはいえ、バカにしてください」

連続ドラマ「宮本から君へ」に出演が決まった原作者の新井英樹さん (C)「宮本から君へ」製作委員会
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連続ドラマ「宮本から君へ」に出演が決まった原作者の新井英樹さん (C)「宮本から君へ」製作委員会

 俳優の池松壮亮さんが主演を務める、6日深夜スタートの連続ドラマ「宮本から君へ」(テレビ東京ほか)に、原作者の新井英樹さんが出演することが6日、明らかになった。池松さん扮(ふん)する主人公・宮本浩の父親役で、第5話に登場する新井さんは「出たがりマンガ家のそしりをすべて受け入れようと(笑い)。成り行きとはいえ、バカにしてくださいと(笑い) 。全力は尽くしました、恥ずかしながら、以上です」と自嘲ぎみなコメントを寄せている。

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 新井さんが演じる宮本の父・武夫は、小学校の校長で、成長するにしたがって自分から離れていく息子に、毎年3月になると卒業していく児童たちの姿を重ねて寂しさを味わっている……という役どころ。池松さんとの親子の掛け合いにも注目が集まる。

 新井さんのドラマ出演は、今回メガホンをとった真利子哲也監督の要望で、「真利子君、この実写化を考えた時からずいぶん長い期間“悩んでる”“どうなるかわからない”と聞かされていて、やれることは全部協力するって言った手前、出演の話がきた時に『何の冗談だ? 何の罰ゲームだ?』と思ったんだけど、せっかくできる初体験でもあるから、まぁなんの冗談かで、要請があったのでじゃあやろうってことになりました」とコメントしている。

 「宮本から君へ」は、1990~94年にマンガ誌「モーニング」(講談社)で連載され、92年に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した名作マンガ。ドラマは、映画「ディストラクション・ベイビーズ」(2016年)で知られる真利子哲也監督が手がける。文具メーカー「マルキタ」の新人社員で、恋と仕事に不器用な宮本浩(池松さん)が、営業マンとして、人間として成長していく青春ストーリーとなる。

 6日から毎週金曜深夜0時52分~同1時23分にテレビ東京、テレビ大阪ほかで放送される。

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