星野源:「引っ越し大名」映画化で時代劇映画に初主演 高橋一生、高畑充希らも出演

映画「引っ越し大名(仮題)」に出演する(左から)高橋一生さん、星野源さん、高畑充希さん
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映画「引っ越し大名(仮題)」に出演する(左から)高橋一生さん、星野源さん、高畑充希さん

 歌手で俳優の星野源さんが、2019年公開の時代劇映画「引っ越し大名(仮題)」で主演を務めることが30日、明らかになった。また、俳優の高橋一生さん、高畑充希さんが出演することも発表された。3人は時代劇映画初出演となる。

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 「引っ越し大名」は、映画化もされた「超高速!参勤交代」シリーズの著者・土橋章宏さんの小説「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫)が原作。生涯に7回もの国替え(引っ越し)を命じられた実在の大名・松平直矩(なおのり)をモデルに、参勤交代をはるかに上回る莫大(ばくだい)な費用がかかる引っ越しを乗り切ろうと奮闘する、姫路藩の藩士たちを描く。

 姫路藩書庫番の片桐春之介(星野さん)は、人と話すのが苦手で、いつも書庫にこもりっきりで本ばかり読んでいるので、周囲から「かたつむり」とあだ名される“引きこもり侍”だった。あるとき、藩主の松平直矩は、江戸から国替えを言い渡される。これまでの度重なる国替えで藩の財政事情は苦しいというのに、減封まで言い渡された上、行き先は遠く離れた豊後(大分県)の日田。さらに、この一大事業は引っ越し奉行の手腕にかかっているにもかかわらず、前任者はその激務が原因で亡くなっていた。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、なぜか春之介に白羽の矢が立ってしまう……というストーリー。

 高橋さんは腕っぷしの強さで春之介を支える幼なじみ・鷹村源右衛門役、高畑さんは前任の引っ越し奉行の娘で、引っ越しのコツを春之介に指南する於蘭(おらん)役で出演する。脚本を原作者の土橋さんが手がけ、映画「ジョゼと虎と魚たち」や「のぼうの城」の犬童一心監督がメガホンを取る。

 星野さん、高橋さん、高畑さん、犬童監督のコメントは以下の通り。

 ◇星野源さんのコメント

 オファーをいただいた時、時代劇の主演だというのでどんなシリアスな役柄だろうと身構えたのですが、その役が「引きこもり侍」だと聞き、楽しい作品になりそうだと非常にワクワクしました。

 僕が演じる片桐春之介は、本を読むのが大好きで、人と接するのが苦手な男です。そんな内気な男が“引っ越し奉行”として無理やり引っ張り出されたことを切っ掛けに、人と接し、悩み、協力し、己の才能を開花させていきます。

 脚本を読み、その痛快かつ胸が震えるようなストーリーに驚きました。犬童監督、一生くん、充希ちゃんをはじめ、素晴らしいスタッフ・キャストの皆様とお仕事できることを光栄に思います。

 久しぶりの主演作品『引っ越し大名』。春之介として精いっぱい楽しみたいと思います。

 ◇高橋一生さんのコメント

 台本を読ませていただいて、この役をなぜ僕にお声掛けくださったのか、うれしく思うと同時に不思議でなりませんでした。

 俳優は、少しずつそのイメージの幅が狭まってくるものだと理解しています。それでも僕は幸運な事に、今までいただいた役それぞれが独立していたと思います。

 ただ、今回演じる鷹村源右衛門は、今までとはさらに違った方法論を持ち出さなければならないことを感じていますし、それをこの組で、この共演者の方々と共に作っていけることが楽しみで仕方ありません。

 ◇高畑充希さんのコメント

 2015年の犬童監督とのメッセージのやりとり履歴を先日発見して、「いつか一緒に。」という言葉を見つけ、やっと実現するんだなぁ……とうれしくなっています。時代劇で、京都で、馬にまで乗る。慣れないことだらけですが、未知の場所に思いっきりダイブするつもりで。

 以前わたしの奥様だった(笑い)源さん、高橋さんがいてくださることが、とてもとても心強いです。ほぼ紅一点、そわそわします。がんばります。

 ◇犬童一心監督のコメント

 江戸時代、理不尽な人たちや、タイミングが引き起こす苦難を、偽ることなく、真っ直ぐな正直さ、そして笑顔で乗り切ろうとする若者を描きたい。それこそ、今一番必要だと思うから。星野源こその片桐春之介。きっと、最高にグッとくるはずです。キュート極まる高畑さん、ぶっ飛んだ一生さんにも、乞うご期待!!

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