名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
故・水木しげるさんのマンガ「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビアニメ第6期(フジテレビほか毎週日曜午前9時~)のねこ娘が人気だ。ねこ娘は、これまでのテレビアニメでも時代によって容姿が変化してきたが、第6期では、8頭身のモデル体形の美女となった。長い手足を生かした派手なアクションシーンも魅力で、4月に放送がスタートすると、SNSを中心に「可愛い!」などと話題になった。アニメを手がける東映アニメーションの永富大地プロデューサーは、8頭身のねこ娘が生まれたきっかけを、会議の中で「『菜々緒みたいにしてみたら?』という意見があった」と明かす。8頭身のねこ娘の誕生の裏側とは……。
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「ゲゲゲの鬼太郎」は、主人公の鬼太郎が、ねずみ男、砂かけばばあら個性的な仲間の妖怪たちとさまざまな事件に立ち向かうマンガで、第6期は、人々が妖怪の存在を忘れた現代が舞台。ねこ娘の造形が大きく変化したのは、第6期が初めてではない。2007~09年に放送された第5期でも萌えキャラの要素が取り入れられるなど時代に合わせて変化してきた。
永富プロデューサーは、第6期のねこ娘について「ねこ娘を含めたキャラクターをどうするか?と話し合っていた時、ねこ娘を『菜々緒みたいにしてみたら?』という意見があったんです」と明かす。「何を言っているんですか?」と最初は驚いたというが、監督が描いたスタイル抜群のねこ娘を見て、「面白いのでは?」と考えが変わった。
ねこ娘のデザインが固まり、永富プロデューサーは、水木さんの作品の版権などを管理する水木プロダクションに説明に向かった。「怒られるかもしれない……」と内心ドキドキだったというが、水木プロダクションから「(制作陣を)信頼しています」という返事をもらい、胸をなで下ろした。永富プロデューサーは「東映アニメーションに対する信頼。これまで『鬼太郎』を作ってきた先輩方に感謝しています」と語る。
原作者の水木さんの“弟子”でもあった作家の荒俣宏さんを取材した際、第6期のねこ娘の印象を聞くと「バンド・デシネ(フランス語圏のマンガ)のようで、インターナショナルな感じがしますね。水木さんが見ても、面白がると思いますよ」と話していた。SNSでも「可愛い!」という反響が多いようで、チャレンジは受け入れられたようだ。
ねこ娘と共に人気なのが、第6期のオリジナルキャラクターの犬山まなだ。まなは、中学校1年生の少女で、人一倍好奇心が強く、人間とは別の世界に暮らす鬼太郎たちにひかれる。鬼太郎からは冷たく突き放されることもあるが、まなのひらめきが、妖怪にまつわる事件の解決の糸口になることもある。ネコ娘を「ねこ姐(ねえ)さん」と慕う。1985~88年放送の第3期にも天童ユメコという人間の少女が登場したが、芯が強いものの、優しくおしとやかだったユメコに対して、まなは無鉄砲なところもあり、積極的に自ら事件に首を突っ込む。
永富プロデューサーは、まなについて「今回は『境界』もテーマにある。妖怪側の鬼太郎、人間側のまなが境界で出会う。境界で何が起こり、どうつながるのか? 相関関係を作りたかった」と説明する。
第6期はほかにも、68~69年に放送されたテレビアニメ第1期などで主人公・鬼太郎を演じた野沢雅子さんが、父の目玉おやじ役として出演するなど新しい試みだらけだ。永富プロデューサーは「結果的にはチャレンジが受け入れられていますが、新しいチャレンジをしていきたい。これからも見たことがない『鬼太郎』をお見せします」と話しており、さらなる驚きの展開があるかもしれない。
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