パンク侍、斬られて候:“猿将軍”役に永瀬正敏 主題歌はセックス・ピストルズ

映画「パンク侍、斬られて候」に出演する永瀬正敏さん(左)と、永瀬さんが演じる大臼延珍のビジュアル(右) (C)エイベックス通信放送
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映画「パンク侍、斬られて候」に出演する永瀬正敏さん(左)と、永瀬さんが演じる大臼延珍のビジュアル(右) (C)エイベックス通信放送

 俳優の綾野剛さんが主演する映画「パンク侍、斬られて候」(石井岳龍監督、6月30日公開)に、俳優の永瀬正敏さんが“将軍の格好をした猿”の大臼延珍(デウス ノブウズ)役で出演することが9日、明らかになった。これまで公開されていた同作品のビジュアルや特報映像にも“将軍の格好をした猿”が写し出されていたが、キャストは非公開だった。

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 今作への出演について、永瀬さんは「僕は石井監督の作品4回目なんですけど、呼んでいただけるたびにとてもうれしいです。今回は町田康さんの原作ですし、世の中、驚いちゃうんじゃないですかね。カテゴライズできない映画。ニューシネマができるんだと思います」とコメント。

 永瀬さんが演じる大臼は物語の鍵を握る人物ということで、石井監督は「(大臼役をやるなら)彼しかいない。圧倒的な存在感と演技力で作品の世界観の背骨となる」と、キャスティングの理由を説明。特殊メークは、メークアップアーティストのJIROさんが手掛けている。

 また同時に、映画の主題歌にはイギリスの伝説的バンド「セックス・ピストルズ」の楽曲「アナーキー・イン・ザ・U.K.」が使用されることも発表された。日本映画の主題歌にセックス・ピストルズの楽曲が公式に使用されるのは今回が初めて。

 映画は、芥川賞作家・町田さんの小説(角川文庫)が原作で、宮藤官九郎さんが脚本を手がける。“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”の掛十之進(かけ・じゅうのしん、綾野さん)が、自らがまいた種によって生まれる大惨事に七転八倒する……というストーリー。

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