元「AKB48」の渡辺麻友さんが18日、初主演するミュージカル「アメリ」の初日会見に出席。原作となった映画と同様、同ミュージカルの劇中で、ほっぺやまぶたにキスされるシーンが登場する。キスシーンの演技について聞かれた渡辺さんは「それは幕が開いてからのお楽しみという感じで……」とはぐらかしていたが、「映画を忠実に再現しています」と笑顔で明かした。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
AKB48卒業後の初舞台について、渡辺さんは「正直にいって、不安の方が少し大きいですね。一人でやっていかないといけないので、不安があるのですが……」と吐露したが、「でも舞台は生ものですし、自分自身が楽しむことが大事だと思うので、その気持ちを忘れずに挑みたいです」と意気込みを語った。
上演期間は、例年でいくとAKB48選抜総選挙前の時期にあたるが、渡辺さんは「(舞台は)あれ(総選挙)とはまた別の緊張なんですが、同じくらいの緊張感。それぐらい、大きなものを迎える気持ちです」と話していた。会見には出演する俳優の太田基裕さん、演出の児玉明子さんも出席した。会見後、取材陣にゲネプロが公開された。渡辺さん演じるアメリが所狭しと舞台を駆け回り、生歌やダンスを披露していた。
ミュージカルは、日本でもヒットしたフランス映画が原作で、2017年4月に米ブロードウェーで上演された。演出は、宝塚歌劇団で座付きの脚本・演出などを担当し、退団後は2.5次元作品の脚本や演出などを手がけてきた児玉さんが担当。
想像力は豊かだが、コミュニケーションが苦手な少女アメリは22歳になり、カフェで働いている今でも、周りの人々を観察して想像力を膨らませて楽しんでいた。アメリはある出来事がきっかけで、他人を幸せにすることに喜びを見いだし始める。そんなある日、他人の証明写真を収集している青年ニノに出会い、アメリはたちまち恋に落ちてしまう……というストーリー。
東京公演は天王洲銀河劇場(東京都品川区)で5月18日~6月3日、大阪公演は森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区)で6月7~10日に上演する。