万引き家族:カンヌ国際映画祭で“最高賞”パルムドール受賞 是枝裕和監督「さすがに足が震えた」

「第71回カンヌ国際映画祭」の授賞式に出席した是枝裕和監督
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「第71回カンヌ国際映画祭」の授賞式に出席した是枝裕和監督

 「第71回カンヌ国際映画祭」の授賞式が19日(日本時間20日)に開かれ、是枝裕和監督の「万引き家族」(6月8日公開)が最高賞のパルムドールを受賞した。日本人監督作品が最高賞を受賞するのは今村昌平監督の「うなぎ」以来約21年ぶり。

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 授賞式で是枝監督は「さすがに足が震えています。この場にいられることが本当に幸せです」と喜び、「そしてこの映画祭に参加するといつも思いますが、映画を作り続けていく勇気をもらいます。そして、対立している人と人を、隔てられている世界と世界を、映画がつなぐ力を持つのではないかという希望を感じます」とスピーチした。

 映画は、息子の祥太(城桧吏=じょう・かいり=さん)と共に万引きに精を出す治(リリー・フランキーさん)が、凍えている幼い女の子・じゅり(佐々木みゆさん)を目にして思わず家に連れて帰る。妻の信代(安藤サクラさん)は体じゅう傷だらけのじゅりの境遇を察し、面倒を見ることに。一家は祖母の初枝(樹木希林さん)の年金を頼りに、アルバイトをしている信代の妹・亜紀(松岡茉優さん)らと幸せに暮らしていたが、ある事件をきっかけに、家族の隠された秘密が明らかになっていく……というストーリー。

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