怪物:是枝裕和×坂元裕二 現代人それぞれの心に潜む“怪物”に迫る 音楽は坂本龍一さん テレビ初放送

5月25日にWOWOWで放送される映画「怪物」のビジュアル (C)2023「怪物」製作委員会
1 / 1
5月25日にWOWOWで放送される映画「怪物」のビジュアル (C)2023「怪物」製作委員会

 映画「花束みたいな恋をした」(2021年)やドラマ「Mother」(日本テレビ系、2010年)で知られる坂元裕二さんのオリジナル脚本を、是枝裕和監督が映画化した「怪物」が、5月25日午後8時からWOWOWシネマで放送される。

ウナギノボリ

 本作は、2023年に公開され、第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、第47回日本アカデミー賞では安藤サクラさんが最優秀主演女優賞に輝いた。現代人それぞれの心に潜む“怪物”に迫りながら、物語は意外な方向へと向かうミステリーで、今回がテレビ初放送となる。

 大きな湖のある郊外の町。シングルマザーの早織(安藤さん)は、小学生の息子・湊(黒川想矢さん)が学校でいじめられたり、担任教師・保利(永山瑛太さん)に暴力を振るわれたりしていると感じ、保利や校長の伏見(田中裕子さん)に抗議するが、伏見は最近、孫を事故で失っていた。

 実は保利は、湊が同級生の依里(柊木陽太さん)をいじめていると疑っていたが、保利は早織から抗議を受け続けて苦境へ。一方、騒動が起きる前、湊と依里は仲が良く、山に破棄された鉄道車両を自分たちだけの“秘密基地”にしていた……とストーリーは展開する。

 音楽は、“最後の映画音楽”となった故・坂本龍一さんが担当。子役たちの熱演を引き出す、是枝監督の演出も見どころ。

映画 最新記事