映画「シン・ゴジラ」の世界と現実が“融合”したMixed Reality(MR、複合現実)体験ができる野外アトラクションイベント「ゴジラ・ナイト」が、24日から日比谷シャンテ(東京都千代田区)前の広場「日比谷ゴジラスクエア」で開催される。23日には内覧会が行われ、大迫力のアトラクションを一足早く体験した。
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「ゴジラ・ナイト」は、東宝と日本マイクロソフトが連携するプロジェクト「HIBIYA 2018」の一環。ヘッドマウントディスプレー「Microsoft HoloLens」を装着して楽しめるアトラクションで、参加者は劇中でゴジラ鎮圧のために組織された「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」の一員となって、ミサイルでゴジラを迎撃する体験を味わえる。
アトラクションは「第一部 日比谷ゴジラ迎撃作戦 戦略会議」と「第二部 日比谷ゴジラ迎撃作戦 実行」の2部構成。第一部では、テーブルが置かれた小部屋でゴーグル型のHoloLensを装着して待機していると、「シン・ゴジラ」のテーマ曲が流れ、サイレンと共に「東京湾内に巨大不明生物が出現」といったアナウンスが流れ、迷彩服を着た自衛官が登場。「今日ここに集まったのは各部隊の精鋭だと聞いている。日比谷の未来は君たちにかかっている」と厳しい顔つきで告げられ、アトラクションと分かっていても緊張感が走る。
テーブルの上には地図が描かれており、ゴーグル越しに作戦で使う戦闘機などがホログラムで映し出される。自衛官から、上空からゴジラを襲撃するという作戦の内容が説明され、ゴジラ迎撃作戦の実行場所(ステージ)へ移動する。別のゴーグルを装着すると、東京ミッドタウン日比谷の影から、映画に登場した118.5メートルの巨大なゴジラが姿を見せる。体を赤く光らせながら現れたゴジラは迫力満点だ。
HoloLensには音声認識機能が搭載されており、参加者の「ミサイル発射」の声でミサイルが発射される。自衛官と共に声を出してみると、ミサイルが発射され、ゴジラに命中。自分の声で攻撃しているようなドキドキ感と責任感が味わえる。ただ、その後、ゴジラはおとなしくなったかと思うと……という展開。あまりの迫力に思わず「うわあ……!」と声を出してしまう場面もあった。
第一部の緊迫感、第二部で味わう興奮と、ゴジラの脅威を体験できるアトラクション。「ゴジラ・ナイト」は、24~29日に行われ、事前に抽選で選ばれた140人が参加できる。
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