ドラゴンボールDAIMA
第10話 ウナバラ
12月16日(月)放送分
劇場版アニメ「サマーウォーズ」(2009年)や「バケモノの子」(15年)などで知られる細田守監督の最新作「未来のミライ」(7月20日公開)が、フランスで開催される世界最大のアニメの祭典「アヌシー国際アニメーション映画祭」の長編部門の公式コンペティションに選出され、現地時間12日、公式上映が行われた。公式上映前の舞台あいさつには細田監督が登場し、大歓声を浴びた。
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1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立して設立された「アヌシー国際アニメーション映画祭」は、世界最大のアニメーション映画祭で、毎年6月にフランスで開催されている。2007年に細田監督の「時をかける少女」が特別賞を、11年に「カラフル」(原恵一監督)が特別賞と観客賞、15年に「百日紅~Miss HOKUSAI~」(原監督)が審査員賞を受賞している。
現地時間11日にアヌシーに到着した細田監督は、同日午後からサイン会を開催。多くのファンが行列をなし、予定していた時間を大幅に延長するほどの盛況ぶりだったという。
翌12日の上映会では、上映会の会場である映画祭メイン会場「ボリュー・グラン・サル」が950人の観客で埋め尽くされ、舞台あいさつに細田監督が登場すると大歓声が上がった。細田監督は同作について「『未来のミライ』は兄妹の話ですが、世界の映画の中でも4歳の男の子が主人公なのはそうないでしょう。子どもだけでなく、昔、4歳の子どもだった人にも昔を思い出しながら見ていただけたら、きっと楽しめるのでないか」と紹介。上映が始まると山下達郎さんのオープニングテーマ曲に合わせて手拍子が起こったほか、劇中で主人公の4歳の男の子、くんちゃんが見せる可愛らしい仕草に笑いが起こったり、クライマックスには観客らが涙する場面もあったという。
舞台あいさつを終えた細田監督は、「11年前に『時をかける少女』で初めてコンペティションで上映されて、その後の『サマーウォーズ』以来のアヌシーでした。(上映した『ボリュー・グラン・サル』は)あらためて大きな会場だなと思いました。そこにたくさんのお客さんがいらして、上映後にはとても大きな歓声と拍手をいただけました。上映中の反応もすごくよく、笑いもたくさん起きて。素晴らしくいい反応で、本当にうれしかったですね」と語った。
「未来のミライ」は、甘えん坊の4歳の男の子と未来からやってきた妹の不思議な“きょうだい”の物語。とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木が生えた小さな家で暮らしている甘えん坊の4歳の男の子、くんちゃん。ある日、そんなくんちゃんのもとに生まれたばかりの妹がやってくる。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。そんなとき、くんちゃんが出会ったのは、未来からやってきた妹「ミライちゃん」だった……というストーリー。上白石萌歌さんが主人公のくんちゃんの声優を務めるほか、黒木華さん、星野源さん、麻生久美子さん、吉原光夫さん、宮崎美子さん、役所広司さん、福山雅治さんらも声優として出演する。
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