西郷どん:“ひさみちゅ”青木崇高に地元ファンから「半端ねえ~」の声 トークショーに1900人

「明治維新150周年記念 西郷どんトークショー」に登場した(左から)増田修一朗さん、高橋光臣さん、青木崇高さん、堀井新太さん、田上晃吉さん (C)NHK
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「明治維新150周年記念 西郷どんトークショー」に登場した(左から)増田修一朗さん、高橋光臣さん、青木崇高さん、堀井新太さん、田上晃吉さん (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」のイベント「明治維新150周年記念 西郷どんトークショー」が、地元・鹿児島で6月30日に行われ、青木崇高さんらが登場。SNS上で一部のファンから「ひさみちゅ」と呼ばれ、人気を集めている薩摩の国父・島津久光を演じている青木さんは、舞台中央で「予が国父である」とのせりふを披露すると、客席から「久光、半端ねえ~」と歓声を浴びるなど、大きな盛り上がりを見せた。

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 この日は海江田武次(信義)役の高橋光臣さん、村田新八役の堀井新太さん、有馬新七役の増田修一朗さん、薩摩ことば指導でドラマにも中原尚雄役で登場する田上晃吉さんが出演。会場の鹿児島市民文化ホールには約1900人が集まった。「鹿児島ロケのエピソード」として、堀井さんは仙巌園での相撲シーンの際、渡辺謙さん扮(ふん)する斉彬に対して、エキストラの人たちが自然に“本当の殿様”のように接していたことや、吉之助役の鈴木さんの屈強な体を見ただけで「もう負けた」とビビってしまった話などを紹介。

 増田さんは寺田屋に吉之助が説得に来るシーンが印象に残っているといい、撮影の当日は緊張感に包まれて、あえてあいさつも交わさず撮影に臨んだというエピソードを披露。さらに、精忠組のメンバーが川に入ってうなぎを捕る場面では、演出から「自由にやってくれ」と言われ、それまでに培ってきた信頼と友情があり、自然と素晴らしいシーンになったが、実はうなぎは「生焼けだった」ことを明かし、会場は笑いに包まれた。

 高橋さんは「本当に楽しい時間でした。初めに来たときよりも、皆さんが本当に西郷どんを愛しているのを感じられてよかったなと思います」としみじみ。堀井さんは「皆さまの熱量を感じられました。これをエネルギーに変えてこれからも精いっぱい村田新八を演じていきたいと思います!」と力を込め、増田さんは「鹿児島の皆さまの元気のおかげで、西郷どんがあるのだと感じました。私はもう出ませんが、引き続き西郷どんを楽しんでいただきたいです!」と客席に呼びかけた。

 田上さんは「一年強、西郷どんに携わっていますが、このような形でふるさとに帰って来られてうれしい限り。これを糧にまた来週からの現場も日々、頑張っていきたいです」と宣言。青木さんは「すごく熱いトークショー。この熱を東京のスタジオに持って帰って、視聴者の方がさらに楽しめるドラマを作りたいと思います。ぜひまた鹿児島のすてきな場所、すてきなメンバーで交流したいです!」と再訪を誓っていた。

 「西郷どん」は、明治維新150年となる2018年放送の大河ドラマ57作目。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿にカリスマ藩主・島津斉彬が目を留め、斉彬の密命を担い、西郷は江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒。やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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