2023年3月にWOWOWで放送・配信がスタートする「連続ドラマW フェンス」の追加キャストが発表され、青木崇高さん、ボーイズグループ「JO1」の與那城奨さん、光石研さんが出演することが11月22日、明らかになった。

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　野木亜紀子さんが脚本を手がけるオリジナル作品。2022年に本土復帰50年を迎え、世界最大規模の米軍基地を抱える沖縄の現在を描く。女優の松岡茉優さんと2015年にミス・ユニバース日本代表に選ばれた宮本エリアナさんのダブル主演。松岡さんは東京から来た雑誌ライターの“キー”こと小松綺絵、宮本さんは沖縄で生まれ育った大嶺桜を演じる。キーと桜の2人が、ある性的暴行事件を追う物語。全5話。

　青木さんは沖縄県警・渉外警ら隊所属の警察官・伊佐兼史、與那城さんは桜の元交際相手で米軍基地従業員の仲本颯太、光石さんはキーの上司で「月刊BOWOW（バウワウ）」の編集長・東諭吉を演じる。與那城さんは沖縄出身で、連ドラ初出演にしてWOWOWドラマ初登場となる。

　在沖米軍の海兵隊員・ジェイ役は、日本人の母とフランス人の父を持つド・ランクザン望さん、米国から来た小児科医・ホリー役は、英ロンドンで生まれ育ち声優や女優として活動するReinaさん、米軍の上官・ハリス役は、ソフトバンクのCM「白戸（しらと）家」シリーズでおなじみのダンテ・カーバーさん、桜の友人で基地従業員のミッキー役は、沖縄在住のお笑い芸人で米国人の父を持つニッキーさんが務める。

　併せて、沖縄出身キャストの役どころも明らかになった。颯太の妹・琉那を比嘉奈菜子さん、伊佐の後輩警察官・上原光栄を佐久本宝さん、ジェイの婚約者・山城実結を松田るかさん、伊佐の上司で刑事の平良清巳を志ぃさーさん、老人ホームで暮らす桜の祖母・大嶺ヨシを吉田妙子さんが演じる。

　◇青木さんのコメント

　沖縄本土復帰50年を迎えた今年ですが、これほどさまざまな問題を取り扱ったドラマは無かったように思います。完成したこのドラマが、現在ある複雑に絡み合った問題を解きほぐす何かのきっかけになってくれればと願っています。野木さんの脚本からは、演じる上で大きな力を頂きました。撮影で来た久しぶりの沖縄は、やっぱり海も空もきれいでした。

　◇與那城さんのコメント

　今回、仲本颯太を演じてみて、改めて沖縄の問題、基地の現状を知ることができました。また、この作品を通して皆さんが、沖縄が今抱えている問題に目を向けてくれたらうれしいですし、僕自身も、今後ともさらに沖縄について学ぶべきことがたくさんあると感じました。特に、僕も今まで沖縄で過ごしてきた中で見ることのなかった側面などを、今の若い世代、僕と同じ世代の方々に、見て気づいていただけたらなと思います。

　◇光石さんのコメント

　以前、脚本家の野木さん、北野（拓）プロデューサーのコンビ作「フェイクニュース」に出させていただき、サスペンスとエンターテインメントのバランスに身震いしました。そして今回、野木さん・北野Pコンビに加え、沖縄出身のWOWOW高江洲（義貴）P、松本佳奈監督、主演に松岡さんと宮本さん。このメンバーを聞いて化学反応が起こらないはずがありません。重いテーマを軽やかに。でも、しっかりビターな作品に仕上がるのでは。僕自身、出演させてもらうのですが、いち視聴者として、楽しみで仕方ない。こうご期待です。