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トム・クルーズ:「M:I」最新作来日会見 「人生を映画作りにささげている」 

映画
映画「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」の来日会見に登場したトム・クルーズさん(右から2人目)

 米俳優トム・クルーズさんが18日、東京都内で行われた人気アクション映画「ミッション:インポッシブル(M:I)」シリーズの最新作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(8月3日公開)の来日会見に、共演のヘンリー・カビルさんとサイモン・ペッグさん、クリストファー・マッカリー監督と登場。過激なアクションシーンの裏話など、撮影エピソードを語った。

 記者の質問と、登壇者の回答は以下の通り。

 ――撮影中に(クルーズさんの骨折で)撮影が中断というニュースもあり、日本でもたくさんのファンが心配し完成を待ちわびていました。撮影中のエピソードや作品への手応えを教えてください。

 クルーズさん:日本に戻ってこられて本当にうれしく思っています。23回目の来日だそうです。家に帰ってきた気がしますし、今回は仲間と一緒に参りまして、作品を皆さんにお届けできることをうれしく思っています。

 (撮影では)足首をくじきました。骨を折りました。とても痛かったんです。壁にぶつかった途端に「あ、折れた」と思いました。しかし芝居上、(その後も)カメラの前を通らないといけない。だから痛かったですけど我慢して、カメラの前を走りました。それからすぐにテントに行き、監督に「折れちゃった」と言いました(笑い)。

 マッカリー監督:映画は半分は撮り終えていましたけど、脚本がまだできていなかったんです。時間が稼げたのはいいことでした(笑い)。

 クルーズさん:(医者には)9カ月ぐらいかかるんじゃないかと言われました。私が「6週間で現場に戻りたい」と言ったら、あきれた顔で見ていました。で、ちゃんと6週間で現場に戻りました。それで、(挑んだのが)走る場面。11週間走り続けました。ノルウェーの山に、9週間ぐらい登りました。

 マッカリー監督:骨折の後、復帰した最初のシーンが崖の上のシーンでした。

 クルーズさん:もちろん(完治はせず)骨折したままです。走っている場面は、ちゃんと痛みは感じていました。

 ◇ヘリコプターのシーンは1年半練習

 ――今回の撮影でどんなところに手応えを感じましたか。

 マッカリー監督:前作「ローグ・ネイション」を撮り終えた後、「次の続編をやる人はかわいそうだね、監督。すべてやり尽くしてしまったね」と(クルーズさんと)話していたんです。そうしたら、僕が監督をすることになった(笑い)。

 とにかく、2度目ということで、前の作品を超えようという気持ちでは臨まない。この「ミッション」シリーズに入っているにふさわしい作品にしよう、とそういうふうに決めました。どれだけ大作になるかは、実際に編集してみて初めて分かったんです。で、テスト試写をやりまして、オーディエンスに実際に見ていただいたんですね。そうしたら、「アクションが多すぎる」と言われたんです。それで、実際にアクションシーンを少しカットしました。

 ペッグさん:私の大きなアクションシーンは全部カットされました(笑い)。

 ――特にすごかったのはヘリコプターのアクションですが、撮影時の苦労は。

 クルーズさん:ヘリは毎日がチャレンジでした。とにかく寒かったので凍えて。髪の毛が直角に立つぐらいの急降下をします。監督とは、いつかヘリコプターを使おうと話はしていました。それで撮影では、1年半ヘリの練習をしました。「トップガン」でも空を飛び、「アメリカン・メイド」でも飛びました。そしてこれ。「アメリカン・メイド」は「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」のウオームアップだったね(笑い)。

 ――長年の夢である“ヘイロージャンプ”(高高度降下低高度開傘)に挑戦する夢がかなって、どんな気持ちですか。

 クルーズさん:思ったより撮影に時間がかかりました。ヘルメットや着ているものは全部1年半かけてデザインして作ったものです。ヘルメットはちゃんと酸素がくるようにデザインされています。(飛び降りるために)2万5000フィートまで上がるので、酸素をテストして。(飛び降りるのは)日没という設定なので、撮るタイミングが難しいのです。1日1分しか本番が撮れない。もし間違えたらその日の撮影はパーです。そんな撮影したことがないから、どう撮るかが問題でした。

 (ヘイロージャンプのシーンは)ほかの撮影が全部終わった後の撮影です。短距離のスピードで走る、最高のスピードで走ったときの、あの感覚を感じました。

 ◇人生を映画作りにささげている

 ――どんどん過激なアクションが増えています。なぜ1作目から20年以上たって、ここまで激しいアクションシーンに挑戦しているのでしょうか。

 クルーズさん:私はキャリアを通じて、いつも自分にチャレンジする。どんな映画でもです。観客のために全力を尽くすことを主義にしております。私は、人生を映画作りにささげています。世界を旅して、あちこちで映画を作って、素晴らしい人たちと出会って……こういう日(のこと)ですね。皆さんと(作品を)シェアできる喜び。これが私の夢です。

 どういうアクションをするか。その前に考えるのは、キャラクターです。キャラクターがどうしてそのアクションに関わるのか、そしてお客さんを取り込めるか。そこが一番重要なことです。見てもらうだけじゃだめなんです。お客さんに経験をしてほしいわけです。素晴らしい俳優たちの才能を全部つぎ込んで、娯楽を皆さんに差し上げたい。ほかに生き方が分からない。それで自分は尽きたいと思います。

 マッカリー監督:トムほど一生懸命、全力投球してすべてをささげている人っていないんじゃないかと思います。彼の献身的な姿勢はほかの人にも“感染”します。私自身、今までのどの作品より一生懸命やっているし、努力をするようになりました。できると思っていなかったことまでできるようになっています。このキャラクターもそうですが、トム・クルーズ自体も、傷つきやすいとか、もろい部分を出すことを怖がらないんですね。それは人間らしさを出せるということ。ですから、すごいことをやってのけているけど、私たちも非常に親密感を持てるんです。

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