注目映画紹介:「青夏 きみに恋した30日」葵わかなと佐野勇斗が期間限定の恋 青春の爽やかさが満載

映画「青夏 きみに恋した30日」の一場面 (C)2018映画「青夏」製作委員会
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映画「青夏 きみに恋した30日」の一場面 (C)2018映画「青夏」製作委員会

 女優の葵わかなさんと4人組ボーカル・ダンスユニット「M!LK(ミルク)」の佐野勇斗(さの・はやと)さんがダブル主演した映画「青夏 きみに恋した30日」(古澤健監督)が、8月1日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開される。少女マンガ誌「別冊フレンド」(講談社)で2013~17年に連載された南波あつこさんのマンガ「青夏 Ao-Natsu」が原作。夏休みに田舎で過ごすことになった都会育ちの女子高生と、地元の男子高生による恋模様を描く。

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 都会育ちのイマドキ女子高生・理緒(葵さん)は、夏休みの間、大自然に囲まれた田舎で過ごすことになった。そこで地元の男子高校生・吟蔵(佐野さん)と出会う。理緒は、少しぶっきらぼうだが実は優しい吟蔵に恋をし、吟蔵も次第に理緒に引かれていくが、離れ離れになってしまう夏休みの終わりが近づき……というストーリー。

 理緒に思いを寄せる東京の高校生・祐真役で特撮ドラマ「宇宙戦隊キュウレンジャー」で主演を務めた岐洲匠(きず・たくみ)さん、吟蔵の幼なじみで婚約者の万里香役としてNHK連続テレビ小説「半分、青い。」に出演している古畑星夏さんのほか、久間田琳加さん、水石亜飛夢さん、秋田汐梨さん、志村玲於さんら若手注目俳優が数多く出演している。


 恋は障害があるほど燃え上がるもの。それが“夏限定”なら恋心はさらに加速しそうだ。期限がある分、切なさやドキドキ感が強まり、必要以上に胸キュンしてしまう。青春真っ盛りのピュアな恋物語は、若い世代ならもちろんリアルタイムで共感するだろうし、大人が見ても青春の甘酸っぱさを思い出させてくれる。ロケ地の伊勢志摩の自然が美しく、特に一面に広がるひまわり畑には心洗われる思いがした。素晴らしい景観の中、バイクの2人乗りや花火デート、バーベキューや川遊びなど夏休みを満喫できるシチュエーションが満載で、フレッシュなキャストと相まって清涼感をめいっぱい感じた。(遠藤政樹/フリーライター)

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