尾野真千子:プレスコに挑戦で「声優さんて超すげーな」 木村文乃は“カニ語”しゃべる少年に

短編アニメ集「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」完成披露プレミア試写会に登場した尾野真千子さん
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短編アニメ集「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」完成披露プレミア試写会に登場した尾野真千子さん

 女優の尾野真千子さんが19日、東京都内で行われた、劇場版アニメ「メアリと魔女の花」(米林宏昌監督)で知られるスタジオポノックの短編アニメ集「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」(24日公開)の完成披露プレミア試写会に参加。絵がない状態で声をあてる“プレスコ”という手法で録音した尾野さんは「とってもやりにくいです(笑い)。声優というお仕事をさせてもらうことが初めてで、とても苦労しました。『声優さんて超すげーな』って、尊敬しました」と振り返った。

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 イベントには木村文乃さん、鈴木梨央さん、米林監督、篠原湊大くん、坂口健太郎さん、百瀬義行監督、田中泯さん、山下明彦監督、エンディングテーマ「ちいさな英雄」を歌う木村カエラさんも登場した。

 本作で“カニ語”をしゃべる少年の声をあてた木村文乃さんは「伝えたい気持ちがあったら、言葉って形はいらないと思いました」と明かし、「アドリブが多かったから、アドリブをどうするかと随時相談して、カニ語を大人が考えるっていうシュールな現場でしたね」と振り返り、観客の笑いを誘っていた。

 「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」は、同スタジオの短編アニメーションプロジェクト「ポノック短編劇場」第1弾。「カニーニとカニーノ」(米林監督、18分)、「サムライエッグ」(百瀬監督、16分)、「透明人間」(山下監督、13分)の3編と、オープニング&クロージング(計7分)の映像で構成されている。

 「カニーニとカニーノ」は米林監督初のオリジナルストーリーで、カニの兄弟の大冒険を描いたファンタジー。木村さんが主人公のカニーニ、鈴木さんが弟カニーノを演じている。「サムライエッグ」は、卵アレルギーを持った少年シュンとその家族が懸命に生きる姿を描く。尾野さんがママ、湊大くんがシュンの声を担当。坂口さんも出演している。「透明人間」は、見えない男の孤独な闘いを描いたスペクタクルアクション。オダギリジョーさんが透明人間、田中さんが盲目の男の声を担当している。

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